ましんつ~るまがじん~vol.105~

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 ・今日のコラム………… 2013年を振り返って

 ・統計更新情報………… 2013年12月次受注短観発表

 ・最新情報……………… 1.日本機械学会 講習会「航空機製造技術の
               動向~信頼性、省エネ、新素材~」開催の
               お知らせ

             2.日本機械学会関西支部 講習会「実務者の
               ための振動基礎と制振・制御技術」開催の
               お知らせ

 ・編集後記  ………… 本年もありがとうございました(S)

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◆ 今日のコラム
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○2013年を振り返って

 本年最後のメールマガジンとなりました。
 今号では、2013年の日工会と当業界について振り返りたいと思います。

 2012年末に安倍新政権が発足し、迎えた2013年。政府からの各種政
策等により、為替は「超円高」の是正が進みましたが、年初の受注は「谷」の
時期でした。外需では、中国の電気機械向け特需が剥落し、内需も投資が冷え
込み、1月の受注総額は717億円まで落ち込みました。

 しかし、その後は円高是正や各種政策の効果により、企業の収益改善と共に
投資意欲も回復し、国内受注は緩やかながら回復に向かいました。

 そうした中で、5月に当会は花木義麿新会長を迎え、新しい委員会構成の下、
足元の回復局面を更に盛り上げるべく、新たな体制がスタートしました。

 その後も内需は回復を続け、外需は好調な北米市場に加え、欧州でも緩やか
な回復傾向が見られ、9月には1年ぶりに受注総額が1千億円を超えました。
 9月のドイツでのEMO、10月の日本・名古屋でのMECTも盛況裡に終
わり、受注も9月以降、3カ月連続で1千億円超えとなりました。

 この他、当会でも、ホームページのリニューアルを実施したほか、メールマ
ガジンが100号を迎えるなど、サービス向上を進めた1年でした。

 引き続き来年以降も、ホームページのさらなる充実をはじめ、当会サービス
のさらなる価値向上や、業界振興に向けた各種活動に積極的に取り組んでいき
たいと思いますので、来年も「ましんつ~るまがじん」をどうぞよろしくお願
いいたします。

 

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◆ 統計更新情報
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○2013年12月次受注短観発表(2013年12月26日15時公表)

《工作機械統計ページ》
 https://www.jmtba.or.jp/machine/data

  短観(2013年12月次) ※( )内は前月比

  1、業況に関する判断(DI)
   (a)会社全体の業況    足元  5.7(+7.1)  翌月  7.1
   (b)工作機械事業の業況  足元  7.1(+11.4)  翌月  7.1

  2、工作機械受注の先行き予測に関する判断(DI)
   (c)受注総額の水準    足元  8.6(+17.2) 翌月  0.0
   (d)受注内需の水準    足元  1.4(+2.8)  翌月 -4.3
   (e)受注外需の水準    足元  8.8(+16.3)  翌月 -1.5

  3、受注内需業種別の水準(DI)
   (f)一般機械向けの受注水準  翌月 -2.9(±0.0)
   (g)自動車向けの受注水準   翌月  4.5(+4.5)
   (h)電気・精密向けの受注水準 翌月 -15.9(△1.4)

  4、受注外需地域別の水準(DI)
   (i)アジア向けの受注水準   翌月 -14.7(△5.9)
   (j)欧州向けの受注水準    翌月 -3.4(+1.8)
   (k)北米向けの受注水準    翌月  3.1(+9.4)

(ひとこと)
  12月の受注短観は、会社全体、工作機械事業とも業況が大幅に改善しま
 した。足元の受注回復の影響が、徐々に全体に広がりつつあるものと思われ
 ます。
  受注の先行きについても、12月の足元は内外需ともに改善し、特に外需
 においては、海外企業の期末効果を見込み、大幅に改善しました。翌月はそ
 の反動で減少を見込む企業が多くなっており、内需でも一服感が見られます。
  内需業種別では、自動車で増加を見込む企業が多くなっているほか、外需
 地域別では、従来通り北米が好調に推移していますが、アジアは依然厳しい
 状況が見込まれています。

 

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◆ 最新情報
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1.(一社)日本機械学会 講習会「航空機製造技術の動向~信頼性、省エネ、
  新素材~」開催のお知らせ
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 一般社団法人 日本機械学会主催により、No.13-155講習会「航空機製造技
術の動向~信頼性、省エネ、新素材~」が開催されますので、ご案内致します。
 読者の皆様にもご参考いただける内容ですので、奮ってご参加下さい。
 なお、本講習会の詳細および参加お申込みに関しましては、下記の日本機械
学会ホームページよりご確認ください。

http://www.jsme.or.jp/event/detail.php?id=2788

1.日 時:2014年1月21日(火)10:55~17:30

2.会 場:日本機械学会会議室

3.プログラム(予定)
 ●「【基調講演】航空機技術の最新動向」
    (株)VRテクノセンタ- 川合 勝義 氏
 ●「航空宇宙産業における品質マネジメントシステム規格
                     JIS Q 9100について」
    日本検査キューエイ(株) 高瀬 敏男 氏
 ●「航空機構造への複合材(CFRP)適用と動向」
    宇宙航空研究開発機構(JAXA) 航空本部 複合材技術研究センター
     岩堀 豊 氏
 ●「航空機機体の製造技術について」
    三菱重工業(株)航空宇宙事業本部 生産統括室 副室長
     岡部 和久 氏
 ●「航空機エンジンについて -エンジン製造の今後-」
    (株)IHI 相馬第2工場 副工場長 森田昭彦 氏

4.聴講料
  日本機械学会会員 15,000円
       非会員 25,000円
  なお、日本工作機械工業会会員企業の皆様には、協賛団体料金が適用され、
  通常より安い料金でご参加いただくことができます。

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2.(一社)日本機械学会関西支部 講習会「実務者のための振動基礎と制振・
  制御技術」開催のお知らせ
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 一般社団法人日本機械学会関西支部主催により、第330回講習会「実務者
のための振動基礎と制振・制御技術」が開催されますので、ご案内致します。
 読者の皆様にもご参考いただける内容ですので、奮ってご参加下さい。
 なお、本講習会の詳細および参加お申込みに関しましては、下記の日本機械
学会ホームページよりご確認ください。

http://www.kansai.jsme.or.jp/Seminar/kou330.html

1.日 時:2014年1月27日(月)9:10~16:40
             28日(火)9:10~16:40

2.会 場:大阪科学技術センター 8階 中ホール
       (大阪市西区靱本町1-8-4)

3.プログラム(予定)
 第1日目:1月27日(月)
 ●「振動の基礎理論」
    大阪市立大学 大学院工学研究科 藤田 勝久 氏
 ●「回転機械の振動防止」
    神戸大学 名誉教授 神吉 博 氏
 ●「ダンピング技術」
     (株)神戸製鋼所 機械研究所 岡田 徹 氏

 第2日目:1月28日(火)
 ●「制振・制御関連技術のトラブル対策・解析事例」
    MHIソリューションテクノロジーズ(株) 安田 千秋 氏
 ●「振動実験と振動計測」
    キャテック(株) 技術部 天津 成美 氏
 ●「振動解析の基礎「有限要素法とモード解析」」
    同志社大学 理工学部 辻内 伸好 氏
 ●「振動の抑制・アクティブ制御 」
    北海道大学 工学研究院 梶原 逸朗 氏

4.聴講料
 (2日間参加の場合)
  日本機械学会会員 30,000円
       非会員 50,000円
 (1日のみ参加の場合)
  日本機械学会会員 20,000円
       非会員 30,000円
  なお、日本工作機械工業会会員企業の皆様には、協賛団体料金が適用され、
  通常より安い料金でご参加いただくことができます。

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 

○本年もありがとうございました

 本年も残すところあと少しとなりましたが、今年1年、ましんつ~るまがじん
をご愛読いただき誠に有難うございました。本マガジンも100号を超えること
ができましたが、今後も工作機械に関する様々な情報をお届けしたいと思います。

 1年の終わりに今年もあっという間に過ぎてしまった、と振り返ることがあり
ますが、年齢を重ねるほどに年月の長さも早く感じるようになるという心理学的
分析(ジャネーの法則)があります。現在進行上での体感時間ではなく、過去を
振り返った時の時間の長さの感じ方が、年齢が上がるほどに短くなるようです。

 
 一方で、新鮮な体験、あるいは新しい感動に触れる機会が増えることで、時間
が長く感じられるようになるそうです。来年は新しい事に色々とチャレンジする
年にしたいと考えております。それでは、皆様も良い年をお迎えください。 

(S)

 

次回、Vol.106は2014年1月15日(水)15:00以降に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。 

  

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【ましんつ~るまがじん】

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