ましんつ~るまがじん~vol.396~

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 ・今日のコラム………… 2023年上期(1~6月)受注実績の概要

 ・統計更新情報………… 2023年7月分受注速報発表

・最新情報……………… 1.2024国際航空宇宙展(JA2024)
               出展募集のご案内

             2.公的機関の再就職支援・人材紹介サービスご案内

             3.「工作機械統計要覧2023」頒布開始

             4.「日本の工作機械産業2023」刊行

             5.日本規格協会新刊「化学物質管理者専門的
               講習テキスト 総合版」のご案内
               (一般財団法人 日本規格協会)

 ・編集後記……………… アフターコロナで迎えるお盆休み(T)

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◇ 今日のコラム
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○2023年上期(1~6月)受注実績の概要

 

 【受注総額】 768,437百万円 (前期比 △9.4%、前年同期比 △15.7%)

   2023年上期の受注総額は、前期比は2半期連続、前年同期比は5半
   期ぶりの減少となり、受注額は上期としては2年ぶり、下期も含めた半
   期ベースでは4半期ぶりの8千億円割れとなりました。

   月別の受注額は、国内、中国を始めとするアジア、欧米市場とも堅調水
   準を維持しつつも、半導体関連需要やEV関連需要が落ち着いたこと等
   から、2022年後半に比べ一段下がった水準となりました。

 

 【内需】 252,083百万円 (前期比 △12.7%、前年同期比 △19.9%)

   内需は、前期比、前年同期比とも2半期連続の減少で、上期としても、
   ともに3年ぶりの減少となりました。受注額は、2半期連続(上期とし
   ては2年ぶり)の3千億円割れとなりました。

   月別では、盛り上がりに欠ける自動車に加え、半導体関連需要も勢いが
   弱まったこともあり、400億円を下回る月も見られるなど、落ち着い
   た展開となりましたが、補助金効果等の下支えもあり、大きな落ち込み
   にはなりませんでした。

   業種別の状況をみると、全11業種中、前期比は減少10業種、前年同
   期比は減少9業種となりました。航空・造船・輸送用機械は前期比、前
   年同期比とも増加したものの、半導体関連が多い電気・精密、盛り上が
   りに欠ける自動車は、減少幅が大きくなっています。
  

               金額(百万円) 前期比  前年同期比
    一般機械         113,032   △ 0.8   △12.7
     うち金型        17,050   + 9.3   △ 9.6
    自動車          47,805   △29.3   △28.7
     うち自動車部品     34,722   △26.5   △24.0
    電気・精密        31,866   △16.8   △33.9
    航空・造船・輸送用機械  10,074   + 7.0   + 6.7

 

 【外需】 516,354百万円 (前期比 △7.7%、前年同期比 △13.5%) 

   外需は、前期比、前年同期比とも2半期連続の減少で、上期としても、
   ともに3年ぶりの減少となりました。受注額は、4半期連続(上期とし
   ては2年連続)の5千億円超と、堅調水準を維持しています。

   月別では、22年後半(月平均932億円)からは一段下がる水準になっ
   たものの(23年上期月平均:861億円)、過去からみても高い受注
   を維持しており、主要3極とも大きな落ち込みは見られませんでした。
  
   地域別にみますと、主要3極では、アジアでの減少幅が最も大きくなり
   ましたが、欧州は前期比、前年同期比とも増加し、北米も4半期連続で
   1,500億円を超えるなど、多少の温度差はあるものの、概ね堅調に
   推移しています。

   アジアでは、中国で前年に見られた大型のEV関連投資に落ち着きが見
   られたほか、EMS関連投資もなく、減少幅が大きくなりましたが、イ
   ンドは自動車関連を中心に好調が続きました。欧州では、金利上昇や地
   政学リスクの高まりが懸念される中でも、21年後半から横ばい圏内の
   動きが継続しています。北米も、金利上昇によるジョブショップ等の資
   金繰り懸念などがある中でも、大企業を中心に投資が継続しており、高
   水準を維持しています。欧米地域では、円安により、日本製機械の割安
   感も受注が底堅い可能性も考えられます。
 

             金額(百万円) 前期比  前年同期比
    アジア        229,035   △14.3   △20.9
     うち東アジア    177,195   △16.0   △24.6
      中国       151,989   △16.0   △22.5
     うちその他アジア  51,840   △ 7.8   △ 5.1
    欧州         118,086   + 3.4   + 1.0
    北米         154,928   △ 6.5   △13.4

 

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◆ 統計更新情報
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○2023年7月分受注速報発表(8月9日15時公表)

https://www.jmtba.or.jp/machine/data

  速報(2023年7月分)

         金額(百万円) 前月比  前年同月比

   受注総額    114,251    93.6    80.2

   うち内需    39,265    96.1    75.6

   うち外需    74,986    92.4    82.9

 

 ※ひとこと
   7月の受注速報を見ますと、受注総額は前月比で2カ月ぶり減少、前年
  同月比は7カ月連続減少し、2カ月ぶりの1,200億円割れとなりまし
  た。1,000億円超は30カ月連続となります。
   このうち内需は、前月比で2カ月ぶり減少、前年同月比が11カ月連続
  減少となりました。国内需要は今月も補助金効果が多少見られたものの、
  内需は調整局面が続いており、2カ月ぶりの400億円割れとなりました。
   外需は、前月比4カ月連続減少、前年同月比7カ月連続減少で、202
  1年2月(751億円)以来、29カ月ぶりに800億円を下回りました。
  地域別の詳細は確報時にお知らせしますが、前月減少が見られた中国や、
  先行き不透明感が続く欧米の状況を注視したいと思います。

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◇ 最新情報
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1.2024国際航空宇宙展(JA2024)/出展募集のご案内
 (株式会社東京ビッグサイト 2024国際航空宇宙展事務局)
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国内最大級の航空・宇宙・防衛展示会
「2024国際航空宇宙展(JA2024)」
出展申込受付中!(2024年4月30日まで)

4年に1度開催される、航空・宇宙・防衛産業の国内最大級の展示会。国内外
の主要企業、政府機関、大使館関係者、業界関係者が集結します!

6年ぶりの開催となるJA2024では従来の出展分野にとらわれず、近年活
動が活発な脱炭素(SAF/水素/電動化)や、アーバン・エア・モビリティ
(空飛ぶクルマ/ドローン)、宇宙ビジネス(小型衛星利用/宇宙探査)にも
すそ野を拡げ、出展者を募集いたします!!

■業界を網羅する幅広い分野から出展を募集中!
 本展では、航空宇宙防衛の製造、運航、整備のみならず、素材から部品、工
 作機械、計測・検査機器、ソフトウェア、商社、貨物輸送サービスまで幅広
 い業種の企業から出展を募集しています。
 来場者はもちろんのこと、出展者間においても様々な分野でのビジネス拡大
 の機会が得られます。

■「2024国際航空宇宙展(JA2024)」開催概要

 名  称:2024国際航空宇宙展(JA2024)
      https://www.japanaerospace.jp/jp/

 会  期:トレードデー  2024年10月16日(水)~18日(金)
      トレード・パブリックデー 2024年10月19日(土)

 会  場:東京ビッグサイト 西展示棟全館

 主  催:一般社団法人日本航空宇宙工業会、株式会社東京ビッグサイト

 会場規模:約30,000平米

■詳細は出展案内をご確認ください

 出展対象・来場対象、出展要項、過去の出展者一覧等をご覧いただけます。

 ↓PDFダウンロードはこちらから↓
 出展案内:https://www.japanaerospace.jp/files/jp/guidetoexhibit.pdf
 パッケージブースご案内:https://www.japanaerospace.jp/files/jp/package_booth_detail.pdf

■出展のお申込みは公式Webサイトからとなります
 https://www.fire-safety-tokyo.com/

■お問合せ
 株式会社東京ビッグサイト 2024国際航空宇宙展事務局
 TEL:03-5530-1324(9:00~17:00 土日祝祭日を除く)
 Mail:bigsight-ja@tokyo-bigsight.co.jp
 URL:https://www.japanaerospace.jp/jp/

 

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2.公的機関の再就職支援・人材紹介サービスご案内
 (公益財団法人 産業雇用安定センター)
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企業にとって、人事・人材確保は最重要課題の一つです。
以下のようなお悩みがある人事ご担当者様も多いのではないでしょうか?

 ・組織力の強化のために、経験豊富な即戦力人材を雇入れたい

 ・求人を出しても思うように応募がこない

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経験豊富なコンサルタントが、最適な人材を「無料」でご紹介します。また、
離職予定従業員の方々の再就職支援を行います。

○全国ネットワークによるサポート・実績

 1987年の設立以来、全国47都道府県で人材紹介サービスを展開。
 年間1万人以上の方のマッチングを実現させております。

○経験豊富なコンサルタントによるマンツーマンサポート

 幅広い業種出身のコンサルタントが約500名在籍し、貴社の専任担当とし
 て、募集から採用までを一貫してサポートいたします。また、求職者一人一
 人に寄り添い再就職支援を行います。

○幅広い経験を持った即戦力人材、豊富な求人情報をご紹介

 当センターには、大手企業等での豊富な経験や知識を持った方も多数登録さ
 れており、すぐに活躍する即戦力人材のご紹介が可能です。地域ネットワー
 クによる多様で質の高い求人を保有しております。

○60歳を超えた方々に向けた再就職支援サービスのキャリア人材バンクもご
 利用可能です。

 ◆人事労務担当者のための マンガでわかる!人材紹介サービス
  https://www.sangyokoyo.or.jp/about/journal/eqmnhe00000009e6-att/mangawakaru.pdf

 ◆マンガでわかるキャリア人材バンク ~60歳からの再就職を応援します!
  https://www.sangyokoyo.or.jp/about/journal/eqmnhe00000009e6-att/cb-manga.pdf

 ◆再就職支援・人材紹介サービス(無料)へのお問い合わせは、お気軽に最
  寄りの事務所までご相談ください。
  https://www.sangyokoyo.or.jp/about/location/index.html

 

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3.「工作機械統計要覧2023」頒布開始
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7月28日(金)より、工作機械統計要覧2023が頒布開始となりました。

本書は毎年発行しており、2022年の受注、生産、輸出入のほか、経営指標
や海外統計等のデータも収録しています。

【価格】
 (日工会会員) 1,000円(税込)/部
 (学生・教職員)1,000円(税込)/部
 (一般)    6,000円(税込)/部

○購入方法
 1.インターネット
   日工会ホームページの「出版物」ページにある「購入する」をクリック
   し、必要事項をご記入の上、ご注文ください。
   
   http://www.jmtba.or.jp/05bookF_01.html

 2.FAX
   購入部数、会社名、部署名、氏名、電話番号、送付先等を明記の上、
   03-3434-3763までFAXしてください。

 3.事務所販売
   機械振興会館の当会事務所でも販売しております。

 ※書店等では販売しておりません。
 ※インターネット、FAXでのご注文の場合、送料をご負担いただきます。
 ※商品に請求書を同封いたしますので、商品到着後料金をお支払いください。
 ※納品書、領収書は通常発行しておりませんので、必要の場合はお知らせく
  ださい。   

○お問い合わせ
 日本工作機械工業会 調査企画部 高野、佐藤
 TEL:03-3434-3961

 

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4.「日本の工作機械産業2023」刊行
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本年も、冊子「日本の工作機械産業2023」を刊行しました。

工作機械の種類、日本の工作機械産業の規模と動向、日工会の活動などを平易
に解説した業界案内誌です。

【価格】
 (日工会会員) 無料
 (一般)    500円(税込)/部

○購入方法
 1.インターネット
   日工会ホームページの「出版物」ページにある「購入する」をクリック
   し、必要事項をご記入の上、ご注文ください。
   
   http://www.jmtba.or.jp/05bookF_01.html

 2.FAX
   購入部数、会社名、部署名、氏名、電話番号、送付先等を明記の上、
   03-3434-3763までFAXしてください。

 3.事務所販売
   機械振興会館の当会事務所でも販売しております。

 ※書店等では販売しておりません。
 ※インターネット、FAXでのご注文の場合、送料をご負担いただきます。
 ※商品に請求書を同封いたしますので、商品到着後料金をお支払いください。
 ※納品書、領収書は通常発行しておりませんので、必要の場合はお知らせく
  ださい。   

○お問い合わせ
 日本工作機械工業会 業務国際部 礒嵜
 TEL:03-3434-3961

 

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5.日本規格協会新刊「化学物質管理者専門的講習テキスト 総合版」
  のご案内(一般財団法人 日本規格協会)
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法令により新たに選任義務が生じる「化学物質管理者」必携テキスト!
日本規格協会新刊「化学物質管理者専門的講習テキスト 総合版」
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日本規格協会から今般改正された労働安全衛生規則に基づき、2024年4月
から施行される化学物質管理者選任のための化学物質管理者専門的講習テキス
トが発行されます。

<<本書籍のポイント>>
■城内博先生編著、及び労働安全衛生総合研究所研究員による執筆・編纂
■法令により新たに選任義務が生じる「化学物質管理者」必携テキスト!
■実習3時間分も含む、厚生労働大臣告示12時間の講習内容に対応した総合
 版テキスト!
■今般の大改正の主目的である自律的管理を何から始めたらよいかを記載!
■さらに化学物質の「自律的な管理」の簡易チェックリスト(例)も収録!
■本編(第1章~第11章)はカラー刷りで分かりやすい!

▼詳細については、下記をご参照ください。
https://webdesk.jsa.or.jp/books/W11M0100/index/?syohin_cd=340417

【問合せ先】日本規格協会グループ 出版情報サービスチーム
       Email:mailto:csd@jsa.or.jp

      
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本テキストを利用した研修会も、次の通り開催します。

化学物質管理者専門的講習 リスクアセスメント対象事業者向け(2日間)
 https://webdesk.jsa.or.jp/seminar/W12M1010/index/0000468

【問合せ先】日本規格協会グループ 研修チーム
       Email:mailto:etd@jsa.or.jp
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■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○アフターコロナで迎えるお盆休み

 ちょうど1年前の編集後記でも、私が記事を担当し、コロナ禍から明けつつ
あった、当時のお盆の渋滞予想について、紹介していました。

 https://www.jmtba.or.jp/archives/12908

 あれから1年、マスクを外す姿も多くなり、コロナ前と同様のお祭り、イベ
ントが通常通り開催されるようになり、徐々に普段の日常に戻りつつある中で、
今年もお盆期間の渋滞予測を見てみようと思います。

 https://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/hq/r5/0714a/

 高速道路各社が取りまとめた令和5年度のお盆期間(8月9日(水)~16
日(水)の8日間)の高速道路における渋滞予測では、

・10Km以上の渋滞発生回数は、下り192回、上り246回
          (前年予測:下り157回、上り196回)

・下りで発生回数が多いのは11日~13日(42回、39回、35回)
   (前年予測:11日、13日、14日(39回、40回、32回))

・上りで発生回数が多いのは13日~15日(39回、37回、32回)
       (前年予測:13日~15日(32回、49回、39回)

となっています。前年よりもピーク時はさほど変わりませんが、全体の渋滞回
数は確実に多くなっているのがわかります。

それでは、コロナ前(令和元年度)と比較してみるとどうでしょうか。

・10Km以上の渋滞発生回数
 (R5年度予測)合計:438回 上り:192回 下り:246回
 (R元年度実績)合計:476回 上り:214回 下り:262回

・うち30Km以上の渋滞回数
 (R5年度予測)合計:23回 上り:11回 下り:12回
 (R元年度実績)合計:40回 上り:28回 下り:12回

コロナ前に相当近い数字になっています。ただ、前年はコロナの警戒中だった
こともあり、予測に対しての実績はかなり少なりました。

・10Km以上の渋滞発生回数
 (R4年度予測)合計:353回 上り:157回 下り:196回
 (R4年度実績)合計:193回 上り: 88回 下り:105回

・うち30Km以上の渋滞回数
 (R4年度予測)合計:23回 上り:11回 下り:12回
 (R4年度実績)合計:10回 上り: 6回 下り: 4回

 ※R4予測とR5予測の回数はたまたま同じ回数でした。

今年はどうなるでしょうか。配信日からが予測期間の始まりの日です。
皆さまは、今年のお盆はどのように過ごされますか。

(T)

 

次回、Vol.397は2023年8月23日(水)に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。  

 

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【ましんつ~るまがじん】

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send@jmtba.or.jp

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