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・今日のコラム………… ２０２１年度上期（４～９月）受注実績の概要
・統計更新情報………… 2021年10月分受注速報発表
・最新情報……………… 「工作機械工業経営状況調査（２０２０年度）」
頒布開始
・編集後記……………… 現金に感じたノスタルジー（Ｔ）
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◇ 今日のコラム
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○２０２１年度上期（４～９月）受注実績の概要
【受注総額】 785,473百万円 （前期比 ＋32.7％、前年同期比 ＋98.1％）
２０２１年度上期の受注総額は、前期比、前年同期比とも２半期連続増
加し、上期としては４年ぶりの増加となりました。受注額としては、２
０１８年下期（７，７２５．５億円）以来、５半期ぶりの７，０００億
円超えとなりました。上期としては、２０１８年（９，１６５．８億円）
以来、３年ぶりの７，０００億円超えとなります。
月別の受注額を見ると、２０年後半からの中国市場の盛り上がりとワク
チン接種進展に伴う欧米市場の回復に伴い、すべての月で１，２００億
円／月を超え、上期の後半からは国内でも補助金効果によって増加傾向
が続き、９月には１，４００億円を超える水準まで増加しました。
【内需】 261,477百万円 （前期比 ＋41.2％、前年同期比 ＋85.6％）
内需は、前期比が２半期連続増加、前年同期比は６半期ぶりの増加で、
上期としては３年ぶりの増加となりました。受注額は２０１９年上期（
２，４８７．１億円）以来、４半期ぶりの２，０００億円超えとなりま
した。
国内市場は、半導体関連受注が堅調に推移した一方、それ以外の業種で
は回復が遅れていました。しかし、６月以降、事業再構築補助金等の補
助金効果もあって受注を押し上げるとともに自律的な回復も進み、９月
には５００億円台を回復しました。
業種別の状況をみると、全１１業種中、前期比、前年同期比とも１１業
種すべてが増加しています。
主要４業種では、堅調だった半導体向け、補助金関連で増加した一般機
械が４半期ぶりの１，０００億円超え、同じく半導体関連が属する電気・
精密が６半期ぶりの３５０億円超えとなりましたが、自動車や航空・造
船・輸送用機械では、設備投資回復の遅れが見られ、大きな伸びにはな
りませんでした。
金額（百万円） 前期比 前年同期比
一般機械 102,835 ＋44.9 ＋72.3
うち金型 13,613 ＋85.7 ＋108.4
自動車 57,469 ＋ 6.9 ＋82.8
うち自動車部品 43,004 ＋11.9 ＋99.6
電気・精密 35,643 ＋93.1 ＋105.9
航空・造船・輸送用機械 6,548 ＋20.2 ＋34.4
【外需】 523,996百万円 （前期比 ＋28.8％、前年同期比 ＋105.0％）
外需は、前期比、前年同期比とも２半期連続増加、上期としては３年ぶ
りの増加となりました。受注額は６半期ぶり（上期としては３年ぶり）
の５，０００億円超となります。
月別の受注を見ると、年度上期を通じて８００億円を超える水準が続き、
５月には９００億円台に到達しました。
地域別にみますと、主要３極すべてで前期比、前年同期比が増加しまし
た。アジアは、６月以降やや落ち着いたものの、中国やインドでＥＭＳ
関連やテレワーク需要などが盛り上がり、７半期ぶりの２，５００億円
超えとなりました。欧州と北米は、ワクチン接種の進展に伴う経済活動
の再開により、月を追うごとに受注が回復を示し、欧州は５半期ぶりの
１，０００億円超え、北米は５半期ぶりの１，４００億円超えとなりま
した。
金額（百万円） 前期比 前年同期比
アジア 261,145 ＋12.3 ＋94.6
うち東アジア 217,008 ＋10.4 ＋91.1
うちその他アジア 44,137 ＋22.6 ＋114.0
欧州 110,321 ＋68.6 ＋295.3
北米 141,671 ＋39.4 ＋79.7
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◆ 統計更新情報
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○2021年10月分受注速報発表（11月10日15時公表）
http://www.jmtba.or.jp/machine/data
速報（2021年10月分）
金額（百万円） 前月比 前年同月比
受注総額 149,218 103.2 181.5
うち内需 50,286 87.4 174.0
うち外需 98,932 113.7 185.5
※ひとこと
１０月の受注速報を見ますと、受注総額は、年度半期末の９月から更に
増加し、２カ月連続の１，４００億円超えとなりました。前月比は２カ月
連続増加、前年同月比は１２カ月連続増加となります。なお、１，０００
億円超えは、９カ月連続です。
うち内需は、前月比２カ月ぶり減少、前年同月比８カ月連続増加で、２
カ月連続の５００億円超えとなりました。年度半期末の反動減が見られた
ものの、補助金効果が継続しており、堅調な水準を維持しています。また、
補助金案件以外の受注についても回復傾向がうかがえます。
一方外需は、前月比２カ月連続増加、前年同月比１２カ月連続増加で、
２０１８年６月（９６３．１億円）以来、４０カ月ぶりの９５０億円超え
となりました。地域別の詳細は確報時にお知らせしますが、これまでの傾
向に大きな変化がないとみられる中、大幅な増加を示しており、投資要因
を注視していきたいと思います。
１０月の受注に関する詳細は、１１月２５日の確報時に改めてお知らせ
いたします。
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◇ 最新情報
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「工作機械工業経営状況調査（２０２０年度）」頒布開始
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日工会では、この度「工作機械工業経営状況調査（２０２０年度）」を作成し、
頒布を開始します。
【内容】
２０２０年９月から２０２１年３月までに決算期が到来した会員企業３７社
（連結決算は３８社）を対象に、個別・連結決算について調査・集計したもの
です。収益動向、財務状況、原価状況等が掲載されています。
【価格】
（日工会会員） 無料
（一般） ３，７００円（税込）／部
○購入方法
１．インターネット
日工会ホームページの「出版物」ページにある「購入する」をクリック
し、必要事項をご記入の上、ご注文ください。
http://www.jmtba.or.jp/publication
２．ＦＡＸ
購入部数、会社名、部署名、氏名、電話番号、送付先等を明記の上、
０３－３４３４－３７６３までＦＡＸしてください。
３．事務所販売
機械振興会館の当会事務所でも販売しております。
※書店等では販売しておりません。
※インターネット、ＦＡＸでのご注文の場合、送料をご負担いただきます。
※商品に請求書を同封いたしますので、商品到着後料金をお支払いください。
※領収書は通常発行しておりませんので、必要の場合はお知らせください。
○お問い合わせ
調査企画部 高野、行田（こうだ）
ＴＥＬ：０３－３４３４－３９６１
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
○現金に感じたノスタルジー
以前の編集後記の中で、財布が無くても電子決済で生活ができてしまう、と
いうお話をしましたが、あれ以降も、バーコード決済がさらに拡大し、今や●
●ペイが乱立している状況です。私自身も、あれから２，３個の●●ペイが増
え、ほとんど現金を触る機会が減っています。
さらに、このコロナ禍で接触機会の減少による電子決済の促進や、消費促進
のための自治体の優遇策などでも電子決済を活用することによって、皆様も●
●ペイを使うことが多くなったのではないでしょうか。
そんな中、先日、家から二千円札が出てきました。発行後もほとんど流通す
ることはなく、２０２４年度からの新紙幣のラインナップからも消えてしまっ
た二千円札・・・
今はめったに出会わない貨幣に感じるノスタルジーは、この先、現金を見た
だけで感じるようになるのでしょうか。
でも、新しい５００円玉にも早く出会いたい！
（Ｔ）
次回、Vol.355は2021年11月25日（木）に配信予定です。
毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。
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【ましんつ～るまがじん】
■ご意見ご感想はこちらまで
send@jmtba.or.jp
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