ましんつ～るまがじん～vol.420～
INDEX
・ＪＩＭＴＯＦ２０２４特集（１）
・今日のコラム………… ２０２４年度上期（１－６月）受注実績の概要
・統計更新情報………… 2024年7月分受注速報発表
・最新情報……………… １．「工作機械統計要覧２０２４」頒布開始
２．「日本の工作機械産業２０２４」刊行
３．【ＳＩＩより】令和５年度補正予算「省エネ
ルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補
助金」３次公募のお知らせ
・編集後記……………… ＩＭＴＳ２０２４（Ｓ）
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◇ ＪＩＭＴＯＦ２０２４特集（１）
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開催まで３カ月を切ったＪＩＭＴＯＦ２０２４ですが、今号より、３回にわた
り、会期中に開催されるイベントや企画をご紹介します。
【開催概要】
（１）名 称 ： JIMTOF2024（第32回日本国際工作機械見本市）
(The 32th Japan International Machine Tool Fair)
（２）会 期 ： ２０２４年１１月５日（火）～１０日（日）
（３）会 場 ： 東京ビッグサイト全館
（４）開場時間 ： 西・南展示棟 9:00～17:00（最終日9:00～16:00）
東展示棟 10:00～18:00（最終日10:00～16:00）
（５）キャッチコピー： 技術のタスキで未来へつなぐ
（６）出 展 物 ： 工作機械 / 鍛圧機械 / 工作機器 / 機械工具（切削工具、
耐摩耗工具）/ ダイヤモンド・CBN工具 / 研削砥石 /
歯車・歯車装置 / 油圧・空気圧・水圧機器 / 精密測定
機器 / 光学測定機器 / 試験機器 / 制御装置および関連
ソフトウェア（CAD、CAM等） / その他工作機械に関する
環境対応機器装置・機器・資材・製品・技術及び情報
(７) 出展規模 : 1,019社 5,726小間（2024年6月13日時点）
（８）主 催 ： （一社）日本工作機械工業会／(株)東京ビッグサイト
【基調講演】
ＪＩＭＴＯＦではものづくりの世界を様々な角度からご紹介する講演を開催し
ています。今回展では次の講演をご用意しています。
タイトル：ものづくりに夢を！ＴＨＫが挑戦する新発想ＥＶ
日 時：１１月５日（火）１３：００～（予定）
会 場：東京ビッグサイト 会議棟７階「国際会議場」
講 師：寺町 彰博氏（ＴＨＫ（株）代表取締役会長ＣＥＯ）
中村 史郎氏（（株）SN DESIGN PLATFORM 代表取締役ＣＥＯ）
内 容：昨年の「ＪＡＰＡＮ ＭＯＢＩＬＩＴＹ ＳＨＯＷ ２０２３」に
て初出展した実走行可能なＥＶプロトタイプである「ＬＳＲ－０５」
の開発秘話や同車のデザインを手がけた中村史郎氏との対談。
【アカデミックエリア、企画展示】
今回のＪＩＭＴＯＦでは今後のものづくりを担う学生への来場誘致を目指し、
出展者と学生をつなぐ「アカデミックエリア」を南４ホールで開催します。
アカデミックエリアには、
①旋盤やＣＡＭプログラミング体験などを通じて、
工作機械業界への知見を楽しみながら深めることが出来る「企画展示」
②シーズとニーズの出会いを創出する「ＩＭＥＣポスターセッション」
③ドリンクサービスと高速Ｗｉ-Ｆｉを備えた「オープンカフェ」
④出展者（企業）による学生向けＰＲブース
⑤業界紹介、モノづくり関連ステージ
などを設け、学生だけでなく来場者全般を対象としたイベントやサービスの
充実化に取り組みます。
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◇ 今日のコラム
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○２０２４年上期（１～６月）受注実績の概要
【受注総額】 740,066百万円 （前期比 ＋3.1％、前年同期比 △3.7％）
２０２４年上期の受注総額は、前期比は４半期ぶり増加、前年同期比は
３半期連続の減少となり、受注額は上期としては２年連続、下期も含め
た半期ベースでは３半期連続の８千億円割れとなりました。
月別の受注額は、１月を底に緩やかな増加傾向が続き、３月と６月には
１，３００億円を超える受注額を記録しました。増加を牽引したのは中
国で、不動産問題を発端とする景気不安がある中、政府の補助金効果も
あって、急速な増加を示しました。
【内需】 224,422百万円 （前期比 △0.1％、前年同期比 △11.0％）
内需は、前期比、前年同期比とも４半期連続の減少で、上期としても、
ともに２年連続の減少となりました。受注額は、２半期連続（上期とし
ては３年ぶり）の２，５００億円割れとなりました。
月別では、盛り上がりに欠ける自動車、半導体関連需要に加え、一般機
械でも力強さはなく、３月と６月を除き４００億円を下回る受注が続き
ました。
業種別の状況をみると、全１１業種中、前期比は増加６業種、前年同期
比は増加５業種となりました。航空・造船・輸送用機械は金額は少ない
ものの前期比、前年同期比とも３半期連続で増加し、コロナ禍以降着実
に回復が続いています。
金額（百万円） 前期比 前年同期比
一般機械 89,648 △ 1.0 △20.7
うち金型 9,366 △15.9 △45.1
自動車 49,013 △ 7.1 ＋ 2.5
うち自動車部品 34,545 △11.0 △ 0.5
電気・精密 27,829 ＋ 7.7 △12.7
航空・造船・輸送用機械 12,421 ＋23.0 ＋23.3
【外需】 515,644百万円 （前期比 ＋4.5％、前年同期比 △0.1％）
外需は、前期比が４半期ぶり（上期として２年ぶり）増加、前年同期比
は３半期連続（上期として２年連続）の減少となりました。受注額は、
２半期ぶりの５千億円超となりました。
月別では、１月の８０４億円を底にゆるやなに上昇を続け、６月は９３
０億円まで回復しました。欧州、北米は横ばい圏内の動きが続いたもの
の、アジアの特に中国での回復が外需全体を押し上げた形となっていま
す。
地域別にみますと、主要３極では、前期比、前年同期比とも増加したの
はアジアのみで、アジアは３半期ぶりの２，４００億円超となりました。
欧州は、２４年に入ってから１７０億円前後の受注が継続し、前期比減
少も６半期連続の１，０００億円超えで、北米は金利高の影響等で減少
が懸念される中にあっても、６半期連続で１，５００億円を超える等、
大きな落ち込みが無く推移しました。
金額（百万円） 前期比 前年同期比
アジア 243,361 ＋22.6 ＋ 6.3
うち東アジア 184,501 ＋29.4 ＋ 4.1
中国 157,120 ＋28.7 ＋ 3.4
うちその他アジア 58,860 ＋ 5.2 ＋13.5
欧州 102,653 △11.1 △13.1
北米 152,124 △ 8.2 △ 1.8
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◆ 統計更新情報
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○2024年7月分受注速報発表（8月13日15時公表）
https://www.jmtba.or.jp/statistics/
速報（2024年7月分）
金額（百万円） 前月比 前年同月比
受注総額 123,960 92.6 108.4
うち内需 35,594 87.2 90.4
うち外需 88,366 95.0 117.9
※ひとこと
７月の受注速報を見ますと、受注総額は前月比で３カ月ぶりに減少し、
２カ月ぶりの１，３００億円割れとなりましたが、５カ月連続で１，２０
０億円を超え、前年同月比も３カ月連続の増加となりました。
このうち内需は、前月比で２カ月ぶり減少、前年同月比は２３カ月連続
減少で、２カ月ぶりに４００億円を下回りました。会員からも依然として
引き合いの弱さが指摘されており、力強さに欠ける状況に大きな変化は見
られていません。
一方外需は、前月比で３カ月ぶり減少、前年同月比は３カ月連続増加で、
２カ月ぶりに９００億円を下回りましたが、３カ月連続で８５０億円を超
え、高水準の受注が継続しています。前月までの中国の回復状況、北米の
推移などが注目されますが、それらは確報時にお知らせします。
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◇ 最新情報
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１．「工作機械統計要覧２０２４」頒布開始
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７月２４日（水）より、工作機械統計要覧２０２４が頒布開始となりました。
本書は毎年発行しており、２０２３年の受注、生産、輸出入のほか、経営指標
や海外統計等のデータも収録しています。
【価格】
（日工会会員） １，０００円（税込）／部
（学生・教職員）１，０００円（税込）／部
（一般） ６，０００円（税込）／部
○購入方法
１．インターネット
日工会ホームページの「出版物」ページにある「購入する」をクリック
し、必要事項をご記入の上、ご注文ください。
https://www.jmtba.or.jp/publication/
２．ＦＡＸ
購入部数、会社名、部署名、氏名、電話番号、送付先等を明記の上、
０３－３４３４－３７６３までＦＡＸしてください。
３．事務所販売
機械振興会館の当会事務所でも販売しております。
※書店等では販売しておりません。
※インターネット、ＦＡＸでのご注文の場合、送料をご負担いただきます。
※商品に請求書を同封いたしますので、商品到着後料金をお支払いください。
※納品書、領収書は通常発行しておりませんので、必要の場合はお知らせく
ださい。
○お問い合わせ
日本工作機械工業会 調査企画部 高野、佐藤
ＴＥＬ：０３－３４３４－３９６１
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２．「日本の工作機械産業２０２４」刊行
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本年も、冊子「日本の工作機械産業２０２４」を刊行しました。
工作機械の種類、日本の工作機械産業の規模と動向、日工会の活動などを平易
に解説した業界案内誌です。
【価格】
（日工会会員） 無料
（一般） ５００円（税込）／部
○購入方法
１．インターネット
日工会ホームページの「出版物」ページにある「購入する」をクリック
し、必要事項をご記入の上、ご注文ください。
https://www.jmtba.or.jp/publication/
２．ＦＡＸ
購入部数、会社名、部署名、氏名、電話番号、送付先等を明記の上、
０３－３４３４－３７６３までＦＡＸしてください。
３．事務所販売
機械振興会館の当会事務所でも販売しております。
※書店等では販売しておりません。
※インターネット、ＦＡＸでのご注文の場合、送料をご負担いただきます。
※商品に請求書を同封いたしますので、商品到着後料金をお支払いください。
※納品書、領収書は通常発行しておりませんので、必要の場合はお知らせく
ださい。
○お問い合わせ
日本工作機械工業会 業務国際部 下里、礒嵜
ＴＥＬ：０３－３４３４－３９６１
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３．【ＳＩＩより】令和５年度補正予算
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金」
３次公募のお知らせ
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７月２３日（火）１７：００より、令和５年度補正予算「省エネルギー投資促
進・需要構造転換支援事業費補助金」の３次公募を開始いたしました。
※なお、令和５年度補正予算「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」につ
いては、３次公募を実施する予定はございません。
つきましては、下記の通り公募期間及び公募関連のホームページＵＲＬについ
てご案内いたします。
■省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金（ⅠⅡⅣ型）
【公募期間】
２０２４年７月２３日（火）～２０２４年８月３０日（金）※１７：００必着
※交付決定は、１０月中旬を予定しています。
※申請に当たっては、必ず以下の公募要領等をご確認ください。
【ＳＩＩ公募関連ホームページＵＲＬ】
・公募情報：
https://sii.or.jp/koujou05r/overview3.html
・公募要領：
https://sii.or.jp/koujou05r/uploads/r5h_kj_01_kouboyouryou_3.pdf
・お問い合わせ：
https://sii.or.jp/koujou05r/contact.html
・先進設備・システムの補助対象設備一覧：
https://sii.or.jp/koujou05r/system/search
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
○ＩＭＴＳ２０２４
来る９月９日（月）～１４日（土）までの６日間、米国製造技術工業協会
（ＡＭＴ）の主催により、米国・イリノイ州シカゴ市のマコーミック・プレイ
スにて、ＩＭＴＳ２０２４が開催されます。
近年の展示会では、自動化に関するソリューションが数多く展開されていま
すが、前回よりも、AIや協働ロボット(コボット)との連携が更に強化された、
最新のスマート生産システムが発表されることが期待されるとともに、AMに
関しても、マシンサイズの多様化（大型化）、多種材料に対応するためのマル
チレーザーシステム、後処理機能を統合した複合システムなどが拡充するもの
と思われます。
現地では北館レベル２に日工会ブースを設けております。ＩＭＴＳにおける
日工会会員出展者一覧等もございますので、是非お気軽にお立ち寄りください。
（Ｓ）
次回、Vol.421は2024年8月22日（木）に配信予定です。
毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。
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【ましんつ～るまがじん】
■ご意見ご感想はこちらまで
send@jmtba.or.jp
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