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　・今日のコラム…………　２０２３年度受注の概要

　・統計更新情報…………　2024年6月分受注速報発表

　・編集後記………………　新紙幣になりました（Ｔ）　　　　　　　　　　　　　

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◇　今日のコラム
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○２０２３年度受注の概要

　今号では、先日発表された２０２３年度（２３年４月～２４年３月）の受注
実績について、詳細をご紹介いたします。

　【受注総額】　1,453,136百万円　（前年度比　△14.8％）

　　　２０２３年度の受注総額は３年ぶりの減少で、受注額は３年ぶりに１兆
　　　５千億円を下回りましたが、１兆４千億は３年連続で上回り、過去９番
　　　目の受注額となりました。

　　　月次の受注額では、２２年後半からの緩やかな減少傾向が続く中、２３
　　　年度の受注も調整局面が続く形となりましたが、底堅い動きが続き、年
　　　度を通じて１，１００億円／月を下回ることはありませんでした。

 

　【内需】　457,521百万円　（前年度比　△21.3％）

　　　内需は３年ぶりの減少で、３年ぶりに５千億円を下回りました。
　　　月次では、緩やかな減少傾向が続き、４００億円を上回った月は、４回
　　　のみだった一方、３５０億円を下回った月も４回となりました。

　　　業種別では、全１１業種中９業種で前年度比減少となりました。半導体
　　　関連や自動車の動きは鈍い状態が続き、前年度比が増加した業種も、コ
　　　ロナ禍から徐々に数字を戻した航空機・造船・輸送用機械と景気に左右
　　　されにくい、官公需・学校のみでした。
　　　
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　金額（百万円）　　前年度比増減
　　　　一般機械　　　　　　　　 192,937　　　　　△18.8
　　　　　うち金型　　　　　　　　25,056　　　　　△25.5
　　　　自動車　　　　　　　　　　99,186　　　　　△23.1
　　　　　うち自動車部品　　　　　72,694　　　　　△19.4
　　　　電気・精密　　　　　　　　53,731　　　　　△31.3
　　　　航空・造船・輸送用機械　　20,111　　　　　＋6.1

 

　【外需】　995,615百万円　（前年度比　△11.4％）　

　　　外需は、４年ぶり減少で、３年ぶりに１兆円を下回ったものの、受注額
　　　は過去５番目の受注となりました。
　　　月次では、欧州、北米が横ばい圏内の動きで推移していたものの、アジ
　　　アで年度半ばにかけて落ち着いた展開となりました。
　　　
　　　地域別に見ますと、アジアは、インドが期間を通じて好調を維持した一
　　　方、中国では、景況不安から年度初めにかけて減速しましたが、年度後
　　　半に向けて、緩やかな回復を示しました。その結果、アジア合計では３
　　　年ぶりに５千億円を下回りました。また、欧州は、２０２４年に入って
　　　一段受注水準が下がったものの、それまでは横ばい圏内の動きが続き、
　　　３年連続の２千億円超となりました。北米も、金利高の影響などが懸念
　　　される一方、航空宇宙等が堅調に推移し、３年連続で３千億円を超え、
　　　前年に次ぐ過去２番目の高水準となりました。

　　　　　　　　　　　　　金額（百万円）　　前年度比増減
　　　　アジア　　　　　　　 995,615　　　　　△11.4
　　　　　うち東アジア　　　 306,869　　　　　△28.1
　　　　　うちその他アジア　 113,916　　　　　＋6.7
　　　　欧州　　　　 　　　　224,642　　　　　△2.6
　　　　北米　　　　 　　　　322,072　　　　　△3.4

 

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◆　統計更新情報
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○2024年6月分受注速報発表（7月9日15時公表）

https://www.jmtba.or.jp/statistics/

　　速報（2024年6月分）

　　　　　　　　　金額（百万円）　前月比　　前年同月比

　　　受注総額　　　 133,817　　　107.5　　　 109.7

　　　うち内需　　　　40,824　　　117.2　　　　99.9

　　　うち外需　　　　92,993　　　103.7　　　 114.6

 

　※ひとこと
　　　６月の受注速報を見ますと、受注総額は前月比で２カ月連続で増加し、
　　３カ月ぶりに１，３００億円を超え、前年同月比は２カ月連続の増加とな
　　りました。
　　　このうち内需は、前月比で３カ月ぶり増加で、３カ月ぶりに４００億円
　　を上回りました。、前年同月比は２２カ月連続減少ですが、ほぼ前年並み
　　の水準となっています。依然外需に比べて力強さに欠ける展開が続いてお
　　り、市況の弱さを指摘する声も多いものの、徐々に上向いている気配が感
　　じられます。
　　　一方外需は、前月比で２カ月連続増加、前年同月比が２カ月連続増加で、
　　２０２３年４月（９１０億円）以来、１４カ月ぶりに９００億円を上回り
　　ました。大型受注の有無やこのところの中国市場の回復傾向の動向等が注
　　目されますが、これらは確報時にお知らせいたします。

 

■　編　集　後　記　━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○新紙幣になりました

今年の７月３日に２０年ぶりとなる新紙幣が発行されました。
この記事を書いている現在も、私の財布には入っていませんが、皆さんはもう
手にされましたでしょうか。

焦らなくても、黙っていればそのうち手に入るだろうと呑気に構えていますが、
オークションサイトに新紙幣が出品される、等の報道もあり、新しいものを早
く見たい！という人々も多いと思います。

一方で、キャッシュレスがかなり浸透してきた今、新紙幣の登場が、現金化を
進めるわけでもないと思うので、記念で持っておきたい、という人も少なから
ずいるかもしれません。

かくいう私も、今はすっかり見ることが無くなった二千円札を家で記念に保管
しています（笑）。

変更前の紙幣（福沢さん、樋口さん、野口さん）も記念に保管するか、悩み中
です。。。

（Ｔ）

次回、Vol.419は2024年7月23日（火）に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。　　

 

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【ましんつ～るまがじん】

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