ましんつ~るまがじん~vol.436~
INDEX
・今日のコラム………… TIMTOS2025 結果報告
・統計更新情報………… 2025年3月分受注速報発表
・編集後記……………… 米国関税措置の影響について(K)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ 今日のコラム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○TIMTOS2025 結果報告
先月、3月3日(月)から同8日(土)までの6日間、台湾の台北南港展示セ
ンター及び台北世界貿易センターにて開催された「TIMTOS2025」展
の概要について報告します。
今展示会の出展企業数は2023年の前回展から微増し、1,038社、日工
会会員企業からは33社が出展しました。
会期中、当会は国際インフォメーションブースにて、当会の活動及び来年開催
されるJIMTOF2026のPR活動を行いました。
来場者数は、前回展から34%減の30,058名となりました。来場者の総
数は減少していますが、海外来場者はインド、日本、中国、マレーシア、ベト
ナムを中心に90カ国から4,163人が来場しました。
今回展は開催30回目のメモリアル展示会となり、台北101をライトアップ
し30周年を祝うイベントのほか、TIMTOSでは初となる「基調講演&フ
ォーラム」が開催されるなど、多数のイベントが実施されました。
会期初日の開会式には頼清徳総統が出席するなど、工作機械産業が台湾の産業
競争力の基盤として重要視されていることを感じました。
展示会の傾向は、今回のTIMTOSのテーマ「Integrate to Innovate」に基
づいたロボットによる自動化の他、AI(人工知能)や環境対応に関する展示
が目につきました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 統計更新情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○2025年3月分受注速報発表(4月9日15時公表)
https://www.jmtba.or.jp/statistics/
速報(2025年3月分)
金額(百万円) 前月比 前年同月比
受注総額 151,104 127.8 111.4
うち内需 49,266 145.9 100.0
うち外需 101,838 120.6 117.9
※ひとこと
3月の受注速報を見ますと、受注総額は1,511億円で、前月比は2カ
月連続で、また前年同月比は6カ月連続でそれぞれ増加しました。受注総
額が1,500億円を超えたのは2022年9月以来30カ月ぶりです。
このうち内需は493億円で、前月比で2カ月連続増加、前年同月比で5
カ月連続増加し、6カ月ぶりに400億円を上回りました。3月は多くの
国内企業にとって年度末にあたり、例年と同様に期末効果が表れたものと
推測されます。外需は1,018億円で、前月比で2カ月連続増加、前年
同月比で6カ月連続増加し、3カ月ぶりに1,000億円を超えました。
詳細は確報でお知らせします。
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
〇米国関税措置の影響について
この度、新たに編集メンバーに加わることとなりました、調査企画部のKです。
50代も半ばに差し掛かっており、他の編集委員よりも一回り近く年配ですが、
気持ち新たに担当してまいりますので、今後宜しくお願い致します。
さて、このところ日工会事務局は、対象要件が新指標に切り替わり、各社から
の該当設備申請が増加している中小企業経営強化税制への対応、4月21日
(月)から開幕するCIMT北京展に向けた諸準備などに取り組んでいますが、
4月以降は、米国・トランプ政権が発動した自動車に対する追加関税や相互関
税が、大きな課題として浮上しつつあります。業界内外から、工作機械への影
響についてお問い合わせが増加しており、懸念が高まっている状況が如実に感
じられます。日工会では各所から関連情報を収集・分析するとともに、国際委
員会(幹事会)の意見もヒアリングしながら、業界としての考えをまとめてお
ります。皆様にも今後ご支援をお願い致します。
(K)
次回、Vol.437は2025年4月24日(木)に配信予定です。
毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。
/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/
【ましんつ~るまがじん】
■ご意見ご感想はこちらまで
send@jmtba.or.jp
\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\