ましんつ~るまがじん~vol.340~
INDEX
・今日のコラム………… 2020年度 工作機械の輸出管理研修会
~輸出管理実務者のために~結果報告
・統計更新情報………… 2021年3月分受注速報発表
・最新情報 ………… 1.「工作機械需給動向金属工作機械統計資料
(2020年1月~12月実績)」頒布開始
2.事業再構築補助金の公募開始について
・編集後記……………… 新たな時代の予感(T)
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◇ 今日のコラム
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○2020年度 工作機械の輸出管理研修会~輸出管理実務者のために~
結果報告
当会では、工作機械の輸出管理に関する初学者のために毎年1月から2月に
かけて「工作機械の輸出管理講習会」を開催していますが、これに加えて昨年
度より輸出管理のエキスパートを対象とした「工作機械の輸出管理研修会」の
開催を始めました。今年度の結果を以下に報告します。
1.開催日時、開催形式
(1)2月16日(火)13:00~17:00
オンライン開催(名古屋会場分)
(2)2月18日(木)13:00~17:00
オンライン開催(東京会場分)
2.講演プログラム
(1)工作機械貨物(技術)の輸出時(提供時)のポイント
講師:大橋敏雄 氏((株)ジェイテクト リスクマネジメント室 室長)
(2)工作機械貨物(技術)の輸出後(提供後)のポイント
講師:柴田明仁 氏(オークマ(株)輸出管理室 室長代理)
受講者数は2会場で合計425名、アンケートにご回答を頂いた246名の
受講者の内訳では工作機械メーカが88%、工作機械商社が7%を占めました。
事前に寄せられた輸出管理法令への対応に関する質問を基に、ケーススタデ
ィを行い、ビジネスにおいて生じる具体的な事象への対応方法について理解を
深めました。
アンケートにご回答を頂いた受講者のうち、約94%の方から講演内容につ
いて「満足」又は「だいたい満足」といった評価を得ることができました。
来年度もメールマガジン等を通じて開催をお知らせしますので是非お申込み
下さい。
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◆ 統計更新情報
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○2021年3月分受注速報発表(4月12日15時公表)
http://www.jmtba.or.jp/machine/data
速報(2021年3月分)
金額(百万円) 前月比 前年同月比
受注総額 127,823 121.1 165.0
うち内需 40,647 133.4 118.7
うち外需 87,176 116.0 201.8
速報(2020年度)
金額(百万円) 前年度比
受注総額 988,430 89.9
うち内需 326,148 73.0
うち外需 662,282 101.4
※ひとこと
3月の受注速報を見ますと、受注総額は、期末効果もあり、内外需とも
前月から増加し、2019年3月(1,306.6億円)以来、24カ月
ぶりに1,200億円を超えました。前月比は2カ月連続増加、前年同月
比は5カ月連続増加となります。
うち内需は、前月比2カ月連続増加、前年同月比28カ月ぶり増加で、
2019年9月(460.7億円)以来、18カ月ぶりの400億円超と
なりました。依然コロナ禍の先行き不透明感などから停滞感が一部に残っ
ているものの、半導体やそれ以外の業種でも動きが見られつつあります。
また外需は、前月比2カ月連続増加、前年同月比5カ月連続増加で、2
018年10月(819.6億円)以来、29カ月ぶりの800億円超と
なりました。これまでの中国を中心とした増加に加え、2月には欧米でも
回復傾向が見られていますが、その流れが3月も続いているものと推察さ
れます。
この結果、2020年度(4~3月)の受注額は、前年度比3年連続減
少で、11年ぶりに1兆円を下回りました。うち内需は、2年連続の減少
で、8年ぶりの4千億円割れ、外需は3年ぶり増加も、2年連続の7千億
円割れとなりました。
3月受注及び2020年度受注の詳細は確報時やコラム等で改めてお知
らせします。
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◇ 最新情報
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1.「工作機械需給動向金属工作機械統計資料(2020年1月~12月実績)」
頒布開始
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この程、「工作機械需給動向金属工作機械統計資料(2020年1月~12月
実績)」がまとまり、頒布を開始しました。
【内容】
受注、生産、輸出入の各種統計の2020年通期実績を掲載しています。
それぞれの項目について、業種別、機種別、仕向け地別の細かいデータがあり、
2021年を見通す上での参考資料として役立つことと思います。
【価格】
(日工会会員) 無料
(一般) 3,700円(税込)/部
○購入方法
1.インターネット
日工会ホームページの「出版物」ページにある「購入する」をクリック
し、必要事項をご記入の上、ご注文ください。
http://www.jmtba.or.jp/publication
2.FAX
購入部数、会社名、部署名、氏名、電話番号、送付先等を明記の上、
03-3434-3763までFAXしてください。
3.事務局頒布
機械振興会館の当会事務局でも頒布しております。
※書店等では販売しておりません。
※インターネット、FAXでのご注文の場合、送料をご負担いただきます。
※商品に請求書を同封いたしますので、商品到着後料金をお支払いください。
※納品書、領収書は通常発行しておりませんので、必要の場合はお知らせく
ださい。
○お問い合わせ
調査企画部 高野、行田(こうだ)
TEL:03-3434-3961
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2.事業再構築補助金の公募開始について
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3月26日(金)に事業再構築補助金に関し、事務局のホームページが開設さ
れ、公募開始となりました。
同時に、公募要領も公表されておりますが、申請は電子のみで受け付けられて
おり、申請開始は4月15日(木)からとなっております。
3月17日(水)に経済産業省ページに先行して公開されております事業再構
築指針と併せ、公募要領をご確認の上申請をお願いいたします。
【事業再構築補助金事務局ホームページ】
https://jigyou-saikouchiku.jp/
【経済産業省ページ】
https://www.meti.go.jp/covid-19/jigyo_saikoutiku/index.html
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
〇新たな時代の予感
新型コロナウイルス感染症の影響は、日本では再び感染拡大傾向にあり、第
4波の懸念が広がっていますが、このようなコロナ禍は人々の行動を制約する
とともに、新たな行動様式、手法を我々に強いています。
そして、時を同じくするかのように、AI、ロボット、5G、IoTなどの
進化が、我々の生活に徐々に浸透しつつある中、コロナ禍で求められる新たな
行動様式が多くの人に半強制的に利用を促し、その浸透速度も速まっています。
また、保護主義の台頭や、データという新しい資源での主権を奪うため、世
界では、半導体製造等の分野を皮切りに、かつてのグローバル社会から変化し
つつあります。
こうした様々な変化の中で、これからの社会が新たな姿を見せていく可能性
は十分に高いと容易に想像できます。自分にとっても無視できない流れの中で、
気になったことを私の編集後記の中で少しずつ考えてみたいと思います。
まず、今回は実現はかなり先になりそうな「ベーシックインカム」について
です。この言葉を聞いたことがある方は多いかもしれませんが、国民に最低限
の生活を送るのに必要な一定額を国が支給する構想です。
18世紀末からある構想だということですが、中々実現には至っていません。
その大きな理由は「財源」と「労働意欲の減退」だということです。過去の社
会主義の失敗の最大原因も「労働意欲の減退」であり、これは現在の生産活動
において致命的です。
しかし、自動野菜工場やAIの管理による自動生産システムが広く実現する
ことになったらどうでしょうか。食料をはじめ生活に必要なものが自動で生産
され、そこに割かれる労働が不要になれば、問題は解決しそうですね。労働に
より得られる追加所得は人生を豊かにするために使う、そんな世界がいつの日
か来るかもしれません。
格差はますます拡大しそうですが、生活に困窮するものがいなくなる、その
ような社会を皆様どう思いますか。また、そうした時代が将来なんと呼ばれる
のでしょうか。
”資本社会主義”?
(T)
次回、Vol.341は2021年4月20日(火)に配信予定です。
毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。
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【ましんつ~るまがじん】
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