ましんつ~るまがじん~vol.268~

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 ・今日のコラム………… IMTS2018結果報告

 ・統計更新情報………… 2018年8月分受注確報発表

 ・編集後記……………… 生かさず殺さず?(T)

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◇ 今日のコラム
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○IMTS2018 結果報告

 去る9月10日(月)から15日(土)までの6日間、アメリカ・シカゴ市
にて、IMTS2018が開催されました。今回はその結果概要について、お
知らせします。

 今回のIMTSは、自動車産業、航空機産業等の設備投資が好調に推移する
中での開催となり、展示面積、出展者数共に前回の2016年を上回ったほか、
来場登録者数もIMTS史上最高の121,764名を記録する等、活況に満
ちた展示会となりました。

 展示物としては、無人化ニーズを汲んだパレットストレージ併設の5軸加工
機が多数見られたほか、Additive Manufacturingの分野では、造形方式や使用
材料等で多様且つ実用的な提案が多くありました。また、ロボット分野では、
人の作業との親和性の高いもの、搬送車に取り付けられて移送が可能なものな
ど、進歩を感じさせる展示や実演が多数見られました。
 IoT関連の展示は、JIMTOF程目立ちませんでしたが、見える化の先
の可能性に言及した提案も散見されました。

 日工会は、国際インフォメーションセンターにブースを設置したほか、内外
報道関係者等を対象に記者会見(Japan Press Conferen
ce)を開催し、11月に迫ったJIMTOF・Tokyo2018の来場誘
致活動を行いました。また、海外工業会と相互に情報交換を行いました。

【展示会概要】
○名  称 : IMTS2018(International Manufacturing Technology Show)

○会  期 : 2018年9月10日(月)~15日(土)

○場  所 : 米国・イリノイ州シカゴ市 McCormick Place展示場

○主  催 : 米国製造技術工業協会(AMT)

○展示会場 : 約248,000平米(東京ビッグサイトの約2.5倍)

○展示面積 : 約132,315平米(JIMTOF・Tokyo2018の約2.7倍)

○出展者数 : 2,563社

○日工会会員企業の出展者数 : 52社(事前に日工会に連絡があった社数)
  

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◆ 統計更新情報
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○2018年8月分受注確報発表(2018年9月26日15時公表)

 

  【確報(8月分)概要】

         金額(百万円)  前月比    前年同月比

   受注総額   140,391      92.9     105.1

   うち内需    62,372      92.5     120.5
    一般機械   26,394      85.7     117.2
    自動車    20,181      97.1     121.1
    電気・精密  5,635     111.7      96.3
    航空・造船
    輸送用機械  1,768      85.0     134.2

   うち外需    78,019      93.2      95.4
    アジア    33,958      96.8      79.1
    欧州     17,853      82.9     118.8
    北米     25,048      96.7     109.3

 

  ※ひとこと
   8月の受注確報を見ますと、受注総額は3カ月ぶりの1,500億円割
  れも、8月では初の1,400億円超えと、高水準の受注が継続していま
  す。また、1千億円超えは22カ月連続となりました。
   
   内需は、前月比3カ月ぶり減少も、6カ月連続の600億円超えと堅調
  に推移しています。8月は、夏期休暇等の影響で、受注が減少する月では
  ありますが、ものづくり補助金の採択事業者からの受注が下支えした形に
  なりました。
   業種別に見ますと、一般機械は本年3番目の受注で260億円を超える
  高水準の受注となり、自動車も6カ月連続で200億円を超えました。

   外需は、主要3極すべてが前月比減少し、13カ月ぶりの800億円割
  れで、前年同月比は21カ月ぶりに減少しましたが、8月としては過去3
  番目の受注となっています。
   地域別に見ますと、アジアでは、中国で減少したものの、インドを中心
  にその他アジアで増加しました。中国は、米中の通商問題の影響等もあっ
  て景況感の悪化が懸念されており、受注への影響も心配されていますが、
  今月の実績にはさほど大きな影響は表れていないようです。
   欧州は、3カ月ぶりの200億円割れとなりましたが、夏季休暇での減
  少によるものと考えられ、前年同月比も16カ月連続増加と堅調に推移し
  ており、状況に大きな変化は見られていないものと思われます。
   北米は、7カ月連続の250億円超えで高水準が続いています。メキシ
  コでのスポット受注は剥落したものの、アメリカの一般機械、自動車で増
  加が見られました。
   外需は、EMS関連受注が足元で発現していないため、前年同月比の減
  少は今後も見られると思いますが、それを除いた水準では主要3極ともに
  堅調に推移しています。リスク要因も多く予断を許さない状況ではありま
  すが、注意深く市場を見ていきたいと思います。

 

 注)日工会会員の方は会員ページより詳細データをご覧いただけます。
   https://www.jmtba.or.jp/member/wp-login.php?redirect_to=/member/
   
   ※会員専用ページは日工会会員のみ閲覧可能なページです。
    閲覧には会員個別のIDとパスワードが必要になりますので、不明な
    方はご連絡ください。

  
 注)日工会会員以外の方は、詳細情報を1週間後の10月3日にホームペー
   ジに更新いたしますので、そちらをご確認ください。

 注)また、日工会会員以外の方で、発表日当日により詳細なデータが必要な
   方は、メール配信の年間購読(https://www.jmtba.or.jp/archives/8268)
   をお申込みいただくか、当会の発表日当日15時以降、発表データを日
   工会事務局事務所にてご購入ください。

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○生かさず殺さず?

 みなさまご存じの通り10月1日よりタバコが値上げとなります。概ね1箱
40円程度の値上げが行われ、1箱500円を超えるものもあります。

 少し前には「500円になったらさすがにやめるよ」と言っていた方も多かっ
たと記憶していますが、これを機に禁煙する方はどれだけいらっしゃるでしょ
うか。

 多少禁煙する人がいても、増税分でたばこ税収は変わらないようにするため
の段階的な値上げであり、今後も更なる値上げが検討されているようです。先
進国の中では依然として安い価格である日本は、どこまで上げ続けるのか、喫
煙者としては気が気ではありません。

 「そんなこと考えるより、早くやめればいいじゃないか」という声が聞こえ
てきますが、喫煙者にとっての一つの話のネタなので、やさしく見過ごしてく
ださい。

 ちなみに私はまだやめない人の一人です・・・
 マナーを守って、たばこを楽しむ人でありたいと思います。

(T)

次回、Vol.269は2018年10月10日(水)に配信予定です。

毎度最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。

 

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【ましんつ~るまがじん】

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