ましんつ~るまがじん~vol.189~

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 ・今日のコラム………… CCMT2016(中国)報告

 ・統計更新情報………… 2016年4月次受注短観発表

 ・最新情報  ………… 第380回講習会「これでわかる最新の情報化技術
             -Industrie 4.0・人工知能・ビッグデータ・
             ユビキタス」開催のお知らせ
             (公益社団法人精密工学会)

 ・編集後記……………… 一日も早い復興をお祈りします(M)

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◇ 今日のコラム
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○CCMT2016(中国)報告

 今号では、4月11日(月)から同15日(金)までの5日間、中国・上海
市郊外の上海新国際博覧センターにて開催された展示会「CCMT2016」
の概要をお知らせします。

 今展示会における日本からの出展企業数は約1,100社にのぼり、日工会
会員からは直接、もしくは現地法人や提携代理店等を通じ19社が出展致しま
した。展示館の改装工事が完了し、展示場面積20万平方メートルうち12万
平方メートルを使用して開催されました。

 自動化のニーズの高まりにより、“吊り下げ式ローダー”や“ロボット”、
あるいはその双方を組み合わせた自動化ラインが数多く見られたことに加え、
中国ローカル企業による航空産業を対象にした5軸制御マシニングセンタ、
レーザ加工機、AM機も出展されていました。

 また、中国メーカの今後の課題として、「品質の向上」「付加価値の提供」
などが挙げられ、従来のローエンド機からの脱却を図り、ミドルエンド機の
高度化を目標とすることが挙げられています。

 今回の展示会では、米国からの出展が少なく欧州の出展も全10館中、N
1館だけにとどまったため、全体的に中国のローカル企業の出展がさらに目
立ちました。また、全般的な機械性能の向上だけでなく、外観デザインも目
を引くものがあり、中国製工作機械の着実な進歩が感じられました。

 

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◆ 統計更新情報
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○2016年4月次受注短観発表(2016年4月27日15時公表)

《工作機械統計ページ》
 https://www.jmtba.or.jp/machine/data

  短観(2016年4月次) ※( )内は前月比

  1、業況に関する判断(DI)
   (a)会社全体の業況    足元 8.5 (△2.9) 翌月 9.9
   (b)工作機械事業の業況  足元 2.8 (△8.6) 翌月 7.0

  2、工作機械受注の先行き予測に関する判断(DI)
   (c)受注総額の水準    足元 △9.9 (△5.6) 翌月 1.4
   (d)受注内需の水準    足元 △15.5 (△6.9) 翌月 △2.8
   (e)受注外需の水準    足元 △10.1 (△5.7) 翌月 △1.4

  3、受注内需業種別の水準(DI)
   (f)一般機械向けの受注水準  翌月 △7.0 (+1.6)
   (g)自動車向けの受注水準   翌月 △4.5 (△3.0)
   (h)電気・精密向けの受注水準 翌月 △10.0 (△2.8)

  4、受注外需地域別の水準(DI)
   (i)アジア向けの受注水準   翌月 0.0 (+17.6)
   (j)欧州向けの受注水準    翌月 △1.7 (△3.4)
   (k)北米向けの受注水準    翌月 △3.2 (+8.1)

(ひとこと)
  4月の受注短観を見ますと、業況判断は、全社、工作機械事業とも足元で
 低下しましたが、どちらも3カ月連続で「良い」超となりました。翌月も共
 に上昇し、「良い」超が継続する見込みです。
  受注の先行き予測については、3月の期末効果の反動もあって、足元は受
 注総額、内外需共に「減少」超となりました。足元で受注総額、内外需とも
 「減少」超となるのは、5カ月連続となりますが、これは、先行き不透明感
 が広がる中で回答企業のマインドが、若干反映されている為と推察されます。
 一方で、翌月は足元から上昇見込みとなりました。特に外需地域別のアジア
 が上昇しており、底這い状態から上昇に転じるか、注目されます。  
  

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◆ 最新情報
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第380回講習会「これでわかる最新の情報化技術-Industrie4.0・人工知能
・ビッグデータ・ユビキタス」開催のお知らせ(公益社団法人精密工学会)
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 このたび、公益社団法人精密工学会の主催により、第380回講習会「これ
でわかる最新の情報化技術-Industrie4.0・人工知能・ビッグデータ・ユビキ
タス」が、開催されますので、ご案内致します。
 読者の皆様にもご参考いただける内容ですので、奮ってご参加下さい。

1.日 時:平成28年6月10日(金)10:00~16:30

2.会 場:上智大学 四ツ谷キャンパス 中央図書館 9階 L-921室
        (〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町 7-1)

3.プログラム(予定)
 ●講演:【基調講演】ものづくりとCPS
   電気通信大学 情報理工学研究科 新 誠一 教授
 ●講演:ディープラーニングのロボット応用と今後の展望
   早稲田大学 基幹理工学部表現工学科 尾形 哲也 教授
 ●講演:Industrie 4.0の最新動向
   ベッコフオートメーション株式会社 川野 俊充 代表取締役社長
 ●講演:情報ネットワークとその応用の過去・現在・未来
   慶應義塾大学 理工学部 青山 友紀 訪問教授
 ●講演:スマートファクトリーの概要と実際について
   エイムネクスト株式会社 清 威人 代表取締役社長
 ●講演:今後の電力システムとICTとの関わり
   東京農工大学 先端機械システム部門 池上 貴志 准教授

4.参加費
 精密工学会会員 22,000円(日工会会員企業は会員扱いとなります)
     非会員 32,000円
         ※会員・非会員ともいずれも講習会テキスト代を含みます。

5.申込み方法
  精密工学会ホームページよりお申込み下さい。
  http://www.jspe.or.jp/wp/wp-content/uploads/course/380.pdf

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○一日も早い復興をお祈りします

4月14日(木)と4月16日(土)に、熊本地方で震度7を記録する大変強い地
震が発生しました。被災地では今も余震が続いており、甚大な被害が出ています。

亡くなられた方々をはじめ、被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げますととも
に、一日も早い復興・復旧を願います。

(M)

次回、Vol.190は2016年5月16日(月)に配信予定です。

毎度最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。

 

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