ましんつ~るまがじん~vol.163~

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 ・今日のコラム………… 2015年上期(1~6月)受注実績の概要

 ・統計更新情報………… 2015年7月分受注速報発表

・最新情報……………… 日本機械学会 講習会「明日から使える「難削材
             加工」の実際」開催のお知らせ

 ・編集後記……………… 夏の甲子園開幕 (H)

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◇ 今日のコラム
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○2015年上期(1~6月)受注実績の概要

 

 今号では、先日発表された2015年上期(1~6月)の受注額について、
詳細をご紹介いたします。

 【受注総額】 809,250百万円 (前期比 +0.1%、前年同期比 +15.5%)

   2015年上期の受注総額は、前期比、前年同期比とも4半期連続増加
   となり、上期としての過去最高額(従来:08年上期:7,819.3
   億円)を記録し、暦年の半期としても過去2番目(過去最高:07年下
   期:8,110.5億円)となりました。

   月別の受注額は、1月を除くすべての月で1,300億円を超え、3月
   は単月の過去最高額を記録するなど、好調に推移しました。

 

 【内需】 298,270百万円 (前期比 +8.1%、前年同期比 +35.3%)

   内需は前期比が2半期連続増加、前年同期比が4半期連続増加となり、
   暦年半期としてリーマンショック以降の最高額(従来:14年下期:
   2,759.7億円)を更新しました。

   単月の受注は、生産性向上設備投資促進税制や省エネ補助金等の効果が
   顕在化し、6月には、リーマンショック以降で初の600億円超えを記
   録するなど、国内投資環境は活況を呈しています。

   業種別の状況をみても、全11業種中、景気の変動要因が少ない「官公
   需・学校」を除く10業種で前年上期を上回り、主要4業種はすべて上
   期としてのリーマンショック以降最高額を記録し、前年同期比の伸び率
   もすべて3割を超えました。

   この結果、内需比率は、外需が横ばい圏内で推移したこともあり、前年
   の上期から5.4ポイント上昇し、36.9%となりました。

               金額(百万円) 前期比  前年同期比
    一般機械         115,033   + 2.0   +31.9
     うち金型        15,944   + 7.7   +35.3
    自動車          104,303   +16.9   +33.0
     うち自動車部品     77,400   +21.3   +44.2
    電気・精密        24,941   △ 3.5   +33.2
    航空・造船・輸送用機械  15,654   +28.5   +86.9

 

 【外需】 510,980百万円 (前期比 △4.1%、前年同期比 +6.4%) 

   外需は、前期比が4半期ぶりに減少しましたが、前年同期比は3半期連
   続増加となり、受注額は2半期連続で5,000億円を超え、暦年半期
   として過去最高額を記録した前期(14年下期:5,325.8億円)
   に次ぐ過去2番目の高水準で、上期としては過去最高額(従来:14年
   上期:4,804.2億円)となりました。

   単月の受注は、3月に過去最高額となる917.7億円を記録したほか
   5月までは800億円を超える水準を維持していましたが、6月にアジ
   アの電気機械向け特需が剥落した影響で、16カ月ぶりに800億円を
   下回りました。
   
   地域別にみますと、欧州、北米は、前期比、前年同期比とも減少しまし
   たが、概ね前年から横ばい圏内での推移となり、堅調を維持しました。
   アジアでは、電気機械向け特需が年初ベトナムに発現していたものが、
   3月頃より弱まり、その後中国で再び発現しましたが、6月には、中国
   でも弱まりました。ただ、前期比、前年同期比は増加となりました。
   

             金額(百万円) 前期比  前年同期比
    アジア        281,769   + 1.6   +16.9
     うち東アジア    197,640   +10.1   △ 0.2
     うちその他アジア  84,129   △13.9   +95.7
    欧州          92,484   △ 3.3   △ 1.6
    北米         129,911   △14.1   △ 3.6 

 
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◆ 統計更新情報
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○2015年7月分受注速報発表(8月11日15時公表)

https://www.jmtba.or.jp/machine/data

  速報(2015年7月分)

         金額(百万円)前月比 前年同月比

   受注総額    129,870 95.4 101.6

   うち内需    59,897 99.3 140.0

   うち外需    69,973 92.3 82.3

 ※ひとこと
   7月の受注速報は、受注総額が僅かに1,300億円を下回りましたが、
  17カ月連続の1,200億円超と堅調に推移しています。前月比は2カ
  月連続減少、前年同月比は22カ月連続増加となりました。
   うち内需は、前月比3カ月ぶりの減少で600億円には届かなかったも
  のの、前月に次ぐリーマンショック以降で2番目の高水準となりました。
  前年同月比は25カ月連続増加で、前月に続き省エネ補助金などが寄与し
  たものと思われます。
   一方外需は、前月比で4カ月連続、前年同月比で2カ月連続の減少で、
  17カ月ぶりの700億円割れとなりました。前月よりアジアの電気機械
  向け特需に陰りがみられていましたが、今月も更に減少した可能性が考え
  られます。
   詳細は、19日(水)公表の確報時に改めてお知らせいたします。

 

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◆ 最新情報
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(一社)日本機械学会 講習会「明日から使える「難削材加工」の実際」開催
のお知らせ
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 一般社団法人 日本機械学会主催により、No.15-107講習会「明日から使える
「難削材加工」の実際」が開催されますので、ご案内致します。
 読者の皆様にもご参考いただける内容ですので、奮ってご参加下さい。
 なお、本講習会の詳細および参加お申込みに関しましては、下記の日本機械
学会ホームページよりご確認ください。

http://www.jsme.or.jp/mmt/seminars/Current/15-107.pdf

1.日 時:2015年8月28日(金)10:00~16:30

2.会 場:東京電機大学 東京千住キャンパス1号館2階1205室

3.プログラム(予定)
 ●「【基調講演】難削材の切削シミュレーション」
    東京電機大学 教授 松村  隆 氏
 ●「コストダウンとプロセスの安定化を意識した難削材の加工方法」
    株式会社牧野フライス製作所 高尾 辰徳 氏
 ●「難削材の加工技術を支える切削工具」
    株式会社タンガロイ 吉田  悟 氏
 ●「難削材加工用切削工具の開発と加工事例の紹介」
    住友電工ハードメタル株式会社 沖田 淳也 氏
 ●「難削材加工の生産性を向上させる「シンクロドライビング」」
    オークマ株式会社 石原 洋成 氏
 ●「レーザによる難削材の微細加工」
    三菱重工業株式会社 二井谷 春彦 氏

4.聴講料
  日本機械学会会員 15,000円
       非会員 25,000円
  なお、日本工作機械工業会会員企業の皆様には、協賛団体料金が適用され、
  通常より安い料金でご参加いただくことができます。

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○夏の甲子園開幕

 8月6日に夏の甲子園が開幕しました。第1回甲子園大会が開催されてから
丁度100年が経ち、今年は日本の高校野球発祥100年目と言われています。
 
 日中戦争・太平洋戦争による大会の変則開催や中止もありましたが、この
100年間、甲子園大会の人気は衰えることなく、夏の風物詩として健在して
います。

 今年は、第1回大会に出場した早稲田実業、同じく出場し優勝を果たした鳥
羽(当時:京都二中)が地方大会を勝ち上がり、100年の節目に甲子園に帰
ってきたことも話題となりました。
 
 49の代表校による熱戦が連日繰り広げられています。春のセンバツで優勝
した敦賀気比の連覇にも期待が掛かりますが、個人的には東海大相模の優勝を
予想しています。

 皆さんはいかがでしょうか?

(H)

次回、Vol.164は2015年8月19日(水)に配信予定です。

毎度最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。

  

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【ましんつ~るまがじん】

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