ましんつ~るまがじん~vol.111~

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 ・今日のコラム………… 工作機械トップセミナー開催結果

 ・統計更新情報………… 2014年2月次受注短観発表

 ・最新情報  ………… 日本機械学会 講習会「自動車技術を支える
             これからの生産加工と工作機械」開催のお知らせ

 ・編集後記  ………… 天気の怖さ(S)

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◆ 今日のコラム
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○工作機械トップセミナー開催結果

 去る2月22日・23日の2日間に亘って、東京大学・本郷キャンパスにお
いて「工作機械トップセミナー」を開催しました。このイベントは全国の理工
系学生を対象に、毎回、多彩な講師陣によるセミナーを通じて、世界で活躍す
る工作機械やその技術の面白さを紹介するイベントで、今回で通算8回目の開
催となりました。

 当日は、全国の大学から理工系学生および教員約170名を招待し、さらに
関東近郊の大学と併せて、 計34校・260名が参加しました。セミナーで
は、工作機械メーカー経営者、ユーザー、若手技術者等、各講師陣より、もの
づくりの重要性とその中核を担う工作機械の魅力・面白さについて講演が行わ
れ、ご好評をいただくとともに、終了後の懇親パーティーは日本工作機械工業
会会員も交えて産学の交流を深め、大変な盛況のうちに終了しました。
なお、本事業は(公財)JKAの補助を受けて実施しました。

1.開催日時及び会場:
 ●2014年2月22日(土)
  トップセミナー 13:00~16:45 東京大学 工学部2号館 213号室
  懇親パーティー 17:00~19:00 東京大学 中央食堂(安田講堂地下)
 ●2014年2月23日(日)
  特別講演会   9:00~11:35 東京大学 工学部2号館 213号室

2.参加校・人数  全国9地域 34校 260名

3.トップセミナープログラム(2014年2月22日(土))
 ●開会挨拶:花木 義麿 氏((一社)日本工作機械工業会 会長)
 ●講演:工作機械【ものつくりを支える機械】
   講師:岩倉 幸一 氏(三井精機工業株式会社 代表取締役社長)
 ●講演:航空機産業の現状と将来
   講師:中橋 和博 氏((独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)
                理事・航空本部長兼研究開発本部長)
 ●パネルディスカッション:
  若手技術者から見た工作機械の魅力とものづくりとしてのやりがい
   司会:森田  昇 氏
      (千葉大学 大学院工学研究科人工システム科学専攻 教授)
 ●講演:工作機械ユーザー(人工関節メーカー)から見た日本の工作機械
     について
   講師:清水 裕一氏(ナカシマメディカル(株) 製造部課長)

4.特別講演会プログラム(2014年2月23日(日))
 ●特別講演:ターニングセンターべース複合加工機の活用事例
   講師:蔵谷 宏行 氏(中村留精密工業(株) 販売促進部 部長)
 ●講演1:マシニングセンタについて
   講師:宮島 義嗣 氏(大阪機工(株) 取締役上席執行役員技術本部長)
 ●講演2:研削盤について
   講師:井土 雅裕 氏((株)ジェイテクト
               工作機械・メカトロ事業本部ユニットシステム技術部部長)
 ●講演3:ホブ盤について
   講師:船本 雅巳 氏((株)カシフジ 常務取締役)
 ●講演4:放電加工機について
   講師:根本 政典 氏((株)牧野フライス製作所
               EDM R&D本部営業技術部 課長) 
 ●講演5:精密加工機について
   講師:後藤 俊輔 氏(三井精機工業(株)
               精機生産本部設計部機械設計室主任) 
 ●講演6:大型工作機械について
   講師:袴田 隆永 氏(オークマ(株)
               技術本部可児技術部可児設計三課 主事)
 ●講演7:工作機械のシステム化~工作機械の自動化技術~
   講師:岡田  聡 氏(ヤマザキマザック(株)
               取締役上席執行役員 技術本部長)

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◆ 統計更新情報
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○2014年2月次受注短観発表(2014年2月27日15時公表)

《工作機械統計ページ》
 https://www.jmtba.or.jp/machine/data

  短観(2014年2月次) ※( )内は前月比

  1、業況に関する判断(DI)
   (a)会社全体の業況    足元  8.6(+ 1.5)  翌月 24.3
   (b)工作機械事業の業況  足元  1.4(± 0.0)   翌月 20.0

  2、工作機械受注の先行き予測に関する判断(DI)
   (c)受注総額の水準    足元  7.1(+12.8) 翌月 17.1
   (d)受注内需の水準    足元 0.0(+12.9)  翌月 12.9
   (e)受注外需の水準    足元  4.4(+ 7.3)   翌月 7.4

  3、受注内需業種別の水準(DI)
   (f)一般機械向けの受注水準  翌月  8.6(+11.5)
   (g)自動車向けの受注水準   翌月  9.1(△ 1.5)
   (h)電気・精密向けの受注水準 翌月 -7.2(+ 5.8)

  4、受注外需地域別の水準(DI)
   (i)アジア向けの受注水準   翌月 11.8(+22.1)
   (j)欧州向けの受注水準    翌月 10.3(+ 1.7)
   (k)北米向けの受注水準    翌月  3.2(+ 8.0)

(ひとこと)
  2月の受注短観は、足元の業況は前月より改善し、決算月となる翌月は、
 更に大きく改善する見込みとなっています。
一方、受注状況も、企業業績の回復に伴い、足元の受注は前月の「減少」
超から「増加」超へと転じています。
  翌月も内需は、自動車産業を中心に2桁の「増加」超が見込まれ、外需
 も前月まで「減少」超が続いていたアジアが2桁の「増加」超に転じる等、
 内外需とも回復基調が強まっているものと思われます。

 

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◆ 最新情報
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(一社)日本機械学会 講習会「自動車技術を支えるこれからの生産加工と
工作機械」開催のお知らせ
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 一般社団法人 日本機械学会主催により、No.14-31講習会「自動車技術を支
えるこれからの生産加工と工作機械」が開催されますので、ご案内致します。
 読者の皆様にもご参考いただける内容ですので、奮ってご参加下さい。
 なお、本講習会の詳細および参加お申込みに関しましては、下記の日本機械
学会ホームページよりご確認ください。

http://www.jsme.or.jp/event/detail.php?id=2911

1.日 時:2014年3月11日(火)10:25~17:00

2.会 場:上智大学 四ツ谷キャンパス12号館203室

3.プログラム(予定)
 ●「【基調講演】自動車製造技術のロードマップ」
    慶應義塾大学 教授 青山 英樹 氏
 ●「自動車製造のグローバル化と電動車の普及に対応する生産技術戦略」
    日産自動車株式会社パワートレイン生産技術本部 白木 敏文 氏
 ●「自動車製造における生産設備の現状と今後の展開」
    テクノプロ・ホールディング株式会社 新木 進一 氏
    (元 本田技研工業株式会社パワートレイン技術センター) 
 ●「自動車生産技術の現状と今後の動向」
    トヨタ自動車(株) 生技開発部 前田 千芳利 氏
 ●「自動車生産における評価技術の現状と今後の展開」
    マツダ(株) 生産企画室 三上 博司 氏
 ●「自動車生産技術における切削加工の現状と今後の展開」
    三菱自動車工業(株) 生産技術本部パワートレイン生産技術部
    小池 正人 氏

4.聴講料
  日本機械学会会員 15,000円
       非会員 25,000円
  なお、日本工作機械工業会会員企業の皆様には、協賛団体料金が適用され、
  通常より安い料金でご参加いただくことができます。

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○天気の怖さ

 今回のコラムで取り上げました「工作機械トップセミナー」は、昨年10月、
名古屋のメカトロテックジャパンに2013に併せて開催を予定していましたが、
大型台風の接近に伴い開催直前に中止せざるを得なくなり、会場を東京大学・
本郷キャンパスに変更して開催する運びとなりました。

 丁度、各地が記録的大雪に見舞われた頃で、今回も悪天候が開催日と重なるよう
な事態にならないか、天気予報に苛まれる日が続きましたが、雪をもたらす寒気が
予想よりも北上しなかったため天候は回復し、260名の皆様にご参加いただくこ
とができました。今回は本当に幸運に恵まれたと感じています。

(S)

 

次回、Vol.112は2014年3月11日(火)15:00以降に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。  

 

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