ましんつ~るまがじん~vol.75~

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 ・今日のコラム………… IMTEX(インド)報告

 ・統計更新情報………… 2013年2月分短観発表

 ・最新情報……………… 日本機械学会 生産システム部門研究発表講演会

 ・編集後記  ………… マガジン読者数が1,000人を超えました(S)

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◆ 今日のコラム
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○IMTEX(インド)報告

 今号では、1月24日(木)から同30日(水)までの7日間、インド・バン
ガロールにて開催された展示会「IMTEX2013」について報告します。

インドと言えば凄く暑いイメージがありますが、バンガロールは緑豊かなデカ
ン高原の中にあり、1~2月は乾燥した暖かい時期で、夏服のスーツを着て丁
度良い、快適な気候でした。

バンガロールは人口約750万人の、インド第3の大都市であり、その過ごし
やすい環境から、近年多くの研究施設や生産拠点が築かれつつあります。日本
からも1997年トヨタ自動車が進出して以降、多くの企業が追随し、現在当
地の日系企業は231社を数えます。

さて、IMTEXは毎年開催されますが、西暦奇数年の今年は切削型工作機械
でした。偶数年の来年は鍛圧機械中心の展示となります。

会場は、インド工作機械工業会(IMTMA)が市郊外に所有するBIEC会場
で、今回は3つの常設館と2つの仮設館(計5館)で開催、24カ国・地域か
ら約900社が出展し、総展示面積は約47,000平米に上りました。

しかし、展示場規模が旺盛な出展需要に対応できないことから、次回は仮設館
を常設館に拡充して作り直した上で、更に6号館を新設するとのことです。

来場者数は、現時点で主催者より発表されていませんが、連日、多くの来場者
があり、場内は大変活気に満ちていました。日工会も1号館に広報ブースを構
えましたが、多くのインド人来場者から、会員企業の問合せ先や製品情報、更
にJIMTOF2014の開催情報について問い合わせがあり、用意した広報
資料は数日で在庫が尽きました。総じて日本製工作機械に対する信奉は高く、
真剣な来場者が多いとの印象を受けました。

インド経済の本格的回復の時期について、地元メーカーは年央から、当会会員
も含めた海外勢は年後半からと見通す向きが大勢でした。インドは中国などと
並ぶ巨大新興市場であり、今後日工会としても、その動向に注目していきたい
と思います。

 

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◆ 統計更新情報
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○2013年2月次受注短観発表(2013年2月28日15時公表)

 https://www.jmtba.or.jp/machine/data

  短観(2013年2月次) ※( )内は前月比

  1、業況に関する判断(DI)
   (a)会社全体の業況    足元  0.0(+1.4)  翌月  0.0
   (b)工作機械事業の業況  足元 -1.4(+0.1)  翌月  0.0

  2、工作機械受注の先行き予測に関する判断(DI)
   (c)受注総額の水準    足元  1.4(±0.0)  翌月  2.9
   (d)受注内需の水準    足元 -1.4(±0.0)  翌月  0.0
   (e)受注外需の水準    足元  3.0(±0.0)  翌月  4.5

  3、受注内需業種別の水準(DI)
   (f)一般機械向けの受注水準  翌月  1.4(+1.4)
   (g)自動車向けの受注水準   翌月  3.1(+1.6)
   (h)電気・精密向けの受注水準 翌月 -7.4(±0.0)

  4、受注外需地域別の水準(DI)
   (i)アジア向けの受注水準   翌月  1.5(±0.0)
   (j)欧州向けの受注水準    翌月 -5.3(+1.7)
   (k)北米向けの受注水準    翌月  6.6(±0.0)

(ひとこと)
  2月の受注短観をみますと、1月に比べ、業況は若干改善していますが、
 受注水準は内外需、総額とも横ばいになりました。1月は受注が落ち込みま
 したが、2月も慎重な動きが続く可能性があります。一方、翌月は多くの企
 業が決算月ということもあり、内外需、総額とも増加しました。
  昨日政府が取りまとめた2月の「月例経済報告」でも基調判断が2カ月連
 続で上方修正されるなど、経済環境は明るさが増しており、今後の受注増加
 に期待したいところです。

 
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◆ 最新情報 
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(一社)日本機械学会 生産システム部門研究発表講演会2013開催
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(一社)日本機械学会において、生産システム部門研究発表講演会2013の
開催が予定されています。本講演会は、製造プロセスからサプライチェーン、
ネットワークコラボレーション、ライフサイクル等の生産システムに関する話
題を中心に、研究活動および生産システム関連技術の発表・討論・情報交換の
場として開催されるものです。

 今回は、生産システムの構築・運用に必須な、シミュレーションに特化した
セッション(OS2: 生産・物流システムのモデリングとシミュレーション)、
近年重要度を増している積層造形に関するセッション(OS3: アディティブ・
マニュファクチャリングの生産システム)が新規に設定されています。

 皆様にもご参考いただける内容と存じますので、参加をご検討いただければ
幸いです。なお、講演会のプログラムおよび参加申込に関する詳細は、下記の
公式HPよりご確認ください。

【開催日時・会場】

 ○会期:2013年3月12日(火)

 ○会場:中央大学 後楽園キャンパス6号館(東京都文京区春日1-13-27)
 

【公式HP】
 http://www.jsme.or.jp/msd/html/kouen13-6_No2.html

【お問い合わせ先】
 一般社団法人日本機械学会 生産システム部門(担当職員 秋山宗一郎)
 〒160-0016 東京都新宿区信濃町35 信濃町煉瓦館5階
 電話:(03)5360-3503/FAX:(03)5360-3508
 E-mail: akiyama@jsme.or.jp

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○マガジン読者数が1,000人を超えました。

 お蔭様で、この「ましんつ~るまがじん」の読者が1,000人を突破しま
した。配信開始からちょうど2年が経過しましたが、このように沢山の方々に
ご登録いただけたことは、担当者としても嬉しい限りで、読者の皆様に改めて
感謝申し上げます。

 企業あるいは個人で発行しているメールマガジンは多々ありますが、日本全
国のメールマガジン発行部数がどのぐらいの数に至るのか、または、業種別に
マガジンがいくつ存在し、それぞれの発行部数はどの程度なのか等、明確には
分かっておりません。当然、カテゴリや配信方法も様々で、統計的にまとめる
こと自体が困難とは思います。しかし、発行者の視点としては、情報として少
々気になるところです。

 話題は変わりますが、来週から台湾にて台北国際工作機械展(TIMTOS2013)
が始まります。日工会会員からも26社が出展する予定です。現地の様子につ
いては、改めてコラムで取り上げたいと思いますので、よろしくお願いします。

(S)

次回、Vol.76は2013年3月11日(月)15:00以降に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。 

 

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