ミロク機械株式会社

ミロク製作所の生産部門が独立した“VIVID”な会社

工作機械 工作機械工業会の皆様、はじめまして。本年6月1日付けで新入会員となりましたミロク機械と申します。この度は、私共の生い立ちの一端なりをご紹介させていただきご挨拶に代えさせていただきます。

  私共は、昭和46年、株式会社ミロク製作所(大阪2部上場、国内最大手猟銃メーカー)の技術部Pヨよりスピンアウトし誕生した工作機械メーカーであります。
  得意分野は、銃砲製作に欠く事のできない、銃身に正確な深孔を加工する切削加工技術であります。創業当時は、親会社に納める専用機や治工具の生産を主力にしつつ、1日も早く市場で認知されるマシン創りを目指し技術者の総力 を傾注致しました。試行錯誤の末、昭和51年には現在の当社の主力製品であるガンドリルマシン1号機が完成、これを大手自動車メーカーに納入した事が発端となり、国内外の市場で高い評価を受けるようになりました。また、昭和60年には、当時では無理だと云われていた2mm以下のガンドリル加工にも挑戦、世界最小径の1.4mmまで加工できるマシン作りに成功、ガンドリルマシンメーカーとしての「技術」と「信用」を高めることができました。
  現在では、ガンドリルマシンのほか、ガンドリルの製作分野でも国内トップシェアーを確保するなど、私共のお客様は自動車業界や金型業界をはじめ、精密な孔加工を必要とするあらゆる業種に広がりを見せております。
  興味深い事ですが、私共の製品は、日本を代表する大メーカーから従業員1~2名の町工場に至るまで、広く、薄く、満遍なく納入されております。従って、私共の売上高、受注高は、そのまま日本の景気の先行指数と見る事もできます。特に、ガンドリルツール(消耗品)の日々の受注高は、日本の孔加工工場の稼働率の現況を刻々教えてくれます。
 
工場  現下の世界経済は、日本を含め厳しい状況が続いておりますが、グローバルコンペティションの激化する中、工作機械ユーザーのさらなる生産性向上やコストダウン、あるいは、環境対策や労働時間の短縮化に対応した工作機械ニーズは年を追うごとに高まっております。私共ミロクは、創業以来の「顧客志向」、「現場主義」を決して忘れることなく、日進月歩進化する世界の切削加工ニーズに対処しつつ、生産面では、受注から生産までの「ジャストインタイム化」をさらに前進させ、また、営業面では、アフターサービスにとどまらず 「ビフォアーサービス」を展開、掟案型営業によって、より顧客満足度の高い製品作りに注カして参りたいと考えております。 “お客様、珠孔加工のことならミロクにお任せ下さい” これが私共の合言葉であります。ミロクの限りないチャレンジにこれからも御期待下さい。

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