日本精機株式会社

―「やらまいか」の気概による先取りの精神と堅実経営 ―

技術開発の拠点 都田技術センター
技術開発の拠点 都田技術センター
やらまいか」を象徴する 浜松の凧上げ合戦
やらまいか」を象徴する 浜松の凧上げ合戦

 私たち日本精機株式会社は、北は山地、東は天竜川、南は遠州灘、西は浜名湖と四方を異なる環境に囲まれ、豊かな自然と穏やかな気候に恵まれた、日本のほぼ中心に位置する浜松市にあります。
 人口は、60万人で平成16年4月現在、全国市町村では19番目となっています。浜松市は昔から工業都市として、第二次産業を中心に発展を遂げてきました。国内発祥の地といわれているオートバイをはじめ、楽器産業や繊維産業、近年では光先端技術、電子技術関連などの先端産業も目覚しい発展を遂げております。

 日本精機株式会社は、そんな地域環境の中にあって、昭和35年、現会長である杉本真一が長年の経験を基に個人営業にて、芯無研削盤(センターレスグラインダー)の製造を開始。昭和37年8月、現在地に日本精機株式会社を設立。以来創業から現在に至るまで一貫してセンターレスグラインダー一筋に歩んできました。
 需要の変動が激しい工作機械業界にあって、創業期、企業としての基礎づくりの時代に産業界の不況期に遭遇しました。まだ世間に認知されていない時期でありましたが、当時、当社のセンターレスグラインダーが地元のお客様に大変好評を頂き、御注文を頂けたおかげで無事不況期を乗り切ることができ、現在の基となっております。

 センターレスグラインダーという機械は、フリー・ハンド・ワークを加工するという特性からか、機械本体の持つ性能は勿論ですが、取り扱うオペレーターの技能に依存する面が他の工作機械に比べて極めて大きな要素を占めている機械だと感じます。それ故に運転技術に対するノウハウをいかに顧客に伝授するか、言わばソフト面でのフォローも大変重要な要素であり、ユーザーに信頼され満足してもらえるようメーカーとしてその対応に充分配慮しています。ハード面では、その後新型機種を相次いで開発、改良し、現在その数は11機種となり、小型機種から大型機種までラインアップされています。また、昭和59年、業界では初めてセンターレスグラインダーにNC装置を搭載し、現在も機能面の充実を図っています。平成5年8月には、浜松テクノポリスに都田技術センターを完成。新技術や付加価値の高い製品の開発にも積極的に取り組んでいます。

 先取りの気概を表す浜松地区の言葉「やらまいか」精神により、時代を先取りした機械の開発を進め、顧客に喜ばれる安価で高性能の機械を提供することが使命であると考え、日々努力を積み重ねてまいりますので、今後とも宜しくお願い致します。

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