住友重機械ファインテック株式会社

半世紀にわたり、そして今もなお、超精密への挑戦を続ける匠の心

キサゲ作業
キサゲ作業
大型組立工場(恒温室)
大型組立工場(恒温室)
ロータリ研削盤組立工場(恒温室)
ロータリ研削盤組立工場(恒温室)
本社工場(岡山県倉敷市)
本社工場(岡山県倉敷市)

私ども、住友重機械ファインテック株式会 社は、「桃太郎」などの昔話の舞台や、白桃やマスカットといったフルーツ王国として、 そして旅情を湧き立てる白壁の街がある気候の温暖な岡山県倉敷市に本社及び工場がある 研削盤メーカーです。この素晴らしい環境の下で、弊社は半世紀にわたり、 そして今もなお、匠の技術を伝承し、超精密への挑戦を続けています。

弊社の研削盤事業の生い立ちは、1960年に弊社の前身であります浦賀玉島デイゼル工業株式会社の 産業機械部門が東芝機械株式会社と技術提携し、門形平面研削盤KPL(当時)の 製作を開始したことで産声をあげました。そして、1969年に住友重機械工業株式会社の一員となりました。

その後、1974年に米ブランチャード社と技術提携し、立軸ロータリー研削盤RSB(当時)の製作を開始し、 現在の基礎を固めました。1980年代には、米ブランチャード社及び東芝 機械株式会社との技術提携満了を機に、RSBの後継機としてNC立軸ロータリー研削盤 SVR及びKPLの後継機としてCNC門形平面研削盤KSLの発売を開始しました。加えて、 1980年代には、超精密門形研削盤KSX、コラム型CNC平面研削盤KSH、立軸多面研削盤 SAR等、次々と開発し、より広いお客様のニーズに応えるべく機種拡大を図りました。 また、1990年代には、クロスレール固定型門形平面研削盤KSL-F、 そして横軸ロータリー研削盤SHRを開発し、液晶や半導体製造装置の大型化に対応し、 IT関連産業の発展に寄与して参りました。

2000年に住重ファインテック株式会社として住友重機械工業株式会社から独立し、 2003年にはクーラント処理装置メーカーの株式会社オーツカテックと事業統合を行い、研削盤のみならず、 クーラント処理装置まで含んだトータルソリューションを提供できる研削盤メーカーとして事業拡大を図って参りました。

さらに、2006年4月に住友重機械ファインテック株式会社と社名を変更し、 住友(#)グループの一員となり、現在に至っております。

弊社は、上記内容の通り、研削盤及びクーラント処理装置の開発・設計・製造・販売・サービスを行っております。 開発・設計部門では、多様なお客様のニーズとその時代に合った製品をタイムリーに提供できるよう、 3Dモデリング&構造解析等を取り入れ、お客様の価値向上を目指し、進化し続けています。 製造部門では、今まで培われてきた匠の技が途切れることが無きよう、ベテランから若 手へ技術・技能の強化と伝承が行われています。特に工作機械の摺り合わせ作業は重要で、 このキサゲ作業は、若手がすぐにできる作業ではありません。じっくりと時間をかけながら、 マンツーマンで確実に先輩の匠の技を継承しています。 また、お客様により満足していただけるよう、販売とサービスが一体になって業務を進めております。 お客様との信頼関係を事業運営の基本に置き、住友精神と住友重機械の経営理念の下、 半世紀にわたり蓄積された弊社固有の技術、絶え間なく継続している技術開発と生産革 新、住友重機械との価値連鎖により常に最良の製品をお客様に提供できるよう、「匠の心」 を持って、日々努力しております。

今後とも、住友重機械ファインテック株式 会社をよろしくお願い致します。

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