ましんつ~るまがじん~vol.6~

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 ・今日のコラム………… 業界団体とは?
 ・統計更新情報………… 2011年3月次受注短観発表
 ・最新情報……………… 1.工作機械需給動向金属工作機械統計資料
               (2010年1月~12月実績)発行開始
             2.中国国際工作機械展覧会(CIMT2011)開幕迫
る!
             3.機械危険情報提供に関するガイドライン解説
               セミナー開催中止
 ・編集後記(廣井)…… 東北関東大震災に際して

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◇ 今日のコラム
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○業界団体とは?

前号までは、当会の発足経緯や目的について紹介してきました。

今回からは、当会のような業界団体とはなにか、そして当会がどのような社会
的役割を担っているのか、について考えてみたいと思います。

「業界団体」はある業界に属する複数の企業や個人が、業界全体の共益の確保
や発展を主目的として結成する非営利団体のことを指します。

当会は工作機械製造(周辺装置、ソフトウェアを含む)を営む事業者を会員に
持つ製造業の業界団体ですが、業界団体は製造業に限らず農林水産業や建設業、
情報通信業や金融業などあらゆる業界に数多く存在しています。

それぞれの業界団体では、業界の意見を総括して政策に反映してもらえるよう
政府に働きかけたり、自らの業界内における課題について調整を図ったり各団
体ごとの目的を達成するために活動しています。企業が個別で発言を行うより
も団体を形成する方が発言力は高まりますし、先進的な各種の取り組みについ
て、トップランナー方式で業界全体に横展開が図られやすくなるからです。

このような業界団体の多くは民法の規定に基づき主務官庁の許可を得て設立さ
れる公益法人であり、「社団法人」と呼ばれています。現行法では、「一般社
団法人」と「公益社団法人」にさらに区分されますが、この説明は別の機会に
行いたいと思います。

また、当会も会員になっている「日本経済団体連合会(経団連)」のように、
業界を統括する連合会のような経済団体や経営者団体、「関西経済連合会」等
のように、その地方・各都道府県別に本社や活動拠点を持つ企業・団体を会員
とする団体もあります。

 

では、このような各種団体が具体的にどのような活動を行っているのか、次回
ご紹介していきます。

 

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◆ 統計更新情報
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○2011年3月次受注短観発表(2011年3月30日15時公表)
 ※ホームページの掲載は現在作業中ですので、もうしばらくお待ちください。

  短観(3月次)

  1、業況に関する判断(DI)
   (a)会社全体の業況    足元  0.0  翌月  -1.4
   (b)工作機械事業の業況  足元  -1.4  翌月  -2.9

  2、工作機械受注の先行き予測に関する判断(DI)
   (c)受注総額の水準    足元  0.0  翌月  -1.4
   (d)受注内需の水準    足元 -2.9  翌月  -4.3
   (e)受注外需の水準    足元  6.0  翌月  4.5

  3、受注内需業種別の水準(DI)
   (f)一般機械向けの受注水準  翌月  -1.5
   (g)自動車向けの受注水準   翌月  -6.3
   (h)電気・精密向けの受注水準 翌月  -7.5

  4、受注外需地域別の水準(DI)
   (i)アジア向けの受注水準   翌月  14.9
   (j)欧州向けの受注水準    翌月  -7.3
   (k)北米向けの受注水準    翌月  1.7

(ひとこと)
 3月次の受注短観を見ると、足元の受注は震災の影響が比較的小さいものと
 なりました。しかし、時を経るにつれて、その影響深度が表面化しており、
 今後も注視する必要があります。

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◆ 最新情報
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1.工作機械需給動向金属工作機械統計資料
  (2010年1月~12月実績)発行開始
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2010暦年の受注・生産・輸出・輸入のデータをまとめた「工作機械需給動
向金属工作機械統計資料」が3月中旬に発行されました。

(冊子の概要)
1.【受注】内需:業種別、機種別実績  外需:業種別、国・地域別実績
2.【生産】機種別の生産・販売・在庫実績
3.【輸出】機種別、仕向地別実績と構成比
4.【輸入】機種別、国・地域別実績と構成比

興味のある方は日工会HPの「出版物」ページ右上にある「購入する」ボタン
から注文いただけます。

また、日工会会員の方は「会員ページ」の「工作機械統計」ページからPDF
データをダウンロードすることもできます。

(料金)
 会員:無料
 一般:3,700円

(本件に関するお問い合わせ)
 03-3434-3961 調査企画部 高野・礒崎

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2.中国国際工作機械展覧会(CIMT2011)開幕迫る!
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4月11日~16日まで中国・北京市で「CIMT2011」が開催されます。

現在、世界の需要を牽引している中国で開催される見本市ということもあり、
日本企業だけでなく、世界中の業界関係者が注目していることと思います。

日本からも会員企業33社が出展する予定で、日工会も国際インフォメーショ
ンセンターにブースを設置いたします。

【CIMT2011概要】

 会期:4月11日(月)~16日(土)

 場所:新中国国際展覧中心(北京市順義区天竺裕路88号)

 主催:CMTBA(中国工作機械工具協会)、CIEC(中国国際展覧中心)

 出展者数:約1,300社

 

【お問い合わせ先】
 03-3434-3961 業務国際部 市村
 

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3.機械危険情報提供に関するガイドライン解説セミナー開催中止
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「ましんつ~るまがじん」Vol.4にてお知らせしました東京海上日動リス
クコンサルティング(株)主催の機械危険情報提供に関するガイドライン解説
セミナーは、先般発生しました東北関東大震災のため中止となりました。

URL:http://www.tokiorisk.co.jp/seminar/etc20110316.html

なお、本セミナーの振替開催の予定は現在ありません。

セミナーの資料等に関しましては、東京海上日動リスクコンサルティング(株)
宛、直接お問い合わせくださいますようお願い申し上げます。

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

業務国際部の廣井です。

 

東北関東大震災において被災された方々にお見舞い申し上げますと共に、お亡
くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。被災された方々
の生活、計画停電、原発問題、余震などの不安が続く今日が少しでも早く解消
される事を切に願っております。

当業界においても一部会員企業に被害や影響がでておりますが、会員各社は一
日も早いユーザー様の生産復旧にお応えするべく、全力で取り組んでいるとこ
ろです。

当会は、業界への影響を最小限に抑えるべく、経済産業省へ速やかな復興に向
けた意見の提出を行っています。私生活においても復興に向けてできることか
ら取り組んでいるところです。

 

次回、Vol.7は4月12日(火)15:00頃に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。  

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