ましんつ~るまがじん~vol.364~

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 ・今日のコラム………… 令和3年度補正、令和4年度予算施策及び令和4
             年度税制改正に関して

 ・統計更新情報………… 2022年3月分受注速報発表

 ・編集後記……………… 業界のパトロン(T)

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◇ 今日のコラム
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○令和3年度補正、令和4年度予算施策及び令和4年度税制改正に関して
 

 3月22日に令和4年度予算及び税制改正法案が可決されました。今号では、
現在実施中の令和3年度補正予算を含めて、業界に関連する各種施策について、
改めてご紹介したいと思います。

(令和3年度補正)

・省エネルギー投資促進支援事業費補助金(100億円)
 https://sii.or.jp/cutback03r/

 4月5日(火)に公募が終了されました。今後、5月末頃に採択結果が公表
 される予定です。
 

・中小企業等事業再構築促進事業(6,123億円)
 https://jigyou-saikouchiku.go.jp/

 3月28日(月)18時より第6回公募が開始されました。申請開始は5月
 下旬~6月上旬予定となっています。今回より売上高等減少要件の緩和など
 が行われています。
 また、第5回公募の採択発表は6月上旬から中旬に予定されているほか、第
 6回以降も2回程度公募が予定されています。
 

・中小企業生産性革命推進事業(2,001億円)
 https://portal.monodukuri-hojo.jp/

 3月25日(金)に9次締切の採択結果が公表されました。現在は、10次
 締切(5月11日)の応募期間となっています。10次締切から、従業員規
 模に応じた補助上限額設定されるほか、補助対象事業者に資本金10億円未
 満の特定事業者が追加されたほか、「回復型賃上げ・雇用拡大枠」「デジタ
 ル枠」「グリーン枠」の3つの新たな枠が増設される等の見直しが行われて
 います。10次締切の採択発表は、7月中旬の予定です。 

(令和4年度予算)

・先進的省エネルギー投資促進支援事業(253.2億円)
 https://sii.or.jp/cutback04/

 令和3年度にも行われたいわゆる「省エネ補助金」です。現在公募開始に向
 けて準備が進められていますが、先行して4月4日より「(A)先進事業」
 における先進設備・システムの公募が開始されています。

(令和4年度税制改正)
 https://www.meti.go.jp/main/yosan/yosan_fy2022/pdf/zeisei.pdf

・賃上げ促進税制の拡充
 
 成長と分配の好循環の実現に向け、企業の賃上げを促進すべく、給与を3%
 以上増加させた場合に、増加額の最大30%税額控除をうけることができる
 ようになりました。

・租税特別措置の不適用措置の見直し

 収益が拡大しているにも関わらず賃上げにも投資にも消極的な大企業に対し、
 各種租税特別措置の税額控除の適用を停止する措置の賃上げ要件が厳格化さ
 れました。(研究開発税制、地域未来投資促進税制、DX投資促進税制、等)

その他、地方自治体の補助金などについては、J-net21より検索できます。
https://j-net21.smrj.go.jp/snavi/index.html

 

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◆ 統計更新情報
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○2022年3月分受注速報発表(4月11日15時公表)

http://www.jmtba.or.jp/machine/data

  速報(2022年3月分)

         金額(百万円) 前月比  前年同月比

   受注総額    166,484   119.8    130.2

   うち内需    60,050   122.9    148.3

   うち外需    106,434   118.1    121.8

 

  速報(2021年度)

         金額(百万円) 前年度比

   受注総額   1,667,723   168.7

   うち内需    566,040   173.6

   うち外需   1,101,683   166.3

 ※ひとこと

   3月の受注速報を見ますと、受注総額は、年度末ということもあり、内
  外需とも前月比増加し、2018年4月(1,631億円)以来、47カ
  月ぶりの1,600億円超えとなりました。前月比は2カ月ぶり増加、前
  年同月比は17カ月連続増加で、1,000億円超えは14カ月連続です。

   うち内需は、前月比2カ月連続増加、前年同月比13カ月連続増加で、
  2018年9月(644億円)以来、42カ月ぶりの600億円超えとな
  りました。半導体関連の堅調さが続く中、年度末効果や値上げ前の駆け込
  み等により増加しました。

   一方外需は、前月比2カ月ぶり増加、前年同月比17カ月連続増加で、
  2018年3月(1,073億円)以来、48カ月ぶりの1,000億円
  超えとなりました。新型コロナの感染拡大や地政学リスクがある中で高水
  準を記録したことについて、内訳の詳細などは次号の確報時にお知らせい
  たします。

   この結果、2021年度(4~3月)の受注額は、3年ぶりに増加し、
  1兆6,000億円を上回りました。特に外需は4年ぶりに1兆円を超え、
  2017年度(1兆924億円)を上回り、過去最高額を記録しました。

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○業界のパトロン

 今朝まで、ゴルフのマスターズ・トーナメントが開催されていました。ゴル
フファンの皆様でご覧になっていた方も多いと思いますが、私もその一人で、
朝早起きして、世界のトッププロが繰り広げる素晴らしいプレーに一喜一憂し
ておりました。

 ゴルフでは観客のことを「ギャラリー」と呼びますが、マスターズのみ観客
を「パトロン」と呼んでいることをご存じでしょうか。パトロンとは後援者や
支援者のことを指し、大会創設当初、ゴルフクラブのメンバーが大会運営資金
を援助していたことに由来し、現在も観客の入場料などが賞金に充てられてい
て、大会運営に携わっていることから、観客を「パトロン」と呼んでいます。

 パトロンになるためには、一般販売で入手するのではなく、現在パトロンの
権利を持っている方と賃借契約を結び、観戦バッジを借りて入場する、という
形になっているため、パトロンの観戦マナーも非常に良いと言われています。

 我々日工会事務局も、お金という形ではないものの、業界を支援する立場で
す。マナーよく、業界の「パトロン」として皆様のお役に立てるよう、励んで
いきたいと思います。

(T)

 

次回、Vol.365は2022年4月21日(木)に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。  

 

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