ましんつ~るまがじん~vol.277~

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 ・今日のコラム………… 新年の御挨拶(専務理事 天野 正義)

 ・統計更新情報………… 2018年12月分受注速報発表

 ・編集後記……………… 正月の主役 (I)

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◇ 今日のコラム
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○新年の御挨拶(専務理事 天野 正義)

 2019年の新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 本年4月で平成も終わりと成りますが、平成の30年間に我が国工作機械産
業は、質・量ともに大きく発展し、変貌を遂げました。

 平成初期には1兆円を切ることも多かった年間受注額は、近年では恒常的に
1兆円を大きく上回るようになりました。3割を切っていた外需比率は、今や
約6割となって、世界のものづくりを支えております。

 受注に占めるNC機の比率も98%に達し、技術面でも世界の工作機械産業
を牽引しております。

 この結果昨年の年間受注額は、一昨年2017年に記録した、過去最高額で
ある1兆6,455億円を更新し、速報値ベースで1兆8,158億円に達し
ました。

 さて、本年の当会活動ですが、更なる業界の発展に資するべく「工作機械産
業ビジョン2020」の仕上げに向けてに取り組むほか、2020年以降の新
たなビジョンの作成にも着手する予定となっております。

 本年も、読者の皆様に工作機械産業やものづくりへのご理解を深めていただ
けるよう、最新の関連情報を分り易く配信していきますので、よろしくお願い
いたします。

 本年が皆様にとって素晴らしい年になるようお祈りし、新年のご挨拶とさせ
ていただきます。

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◆ 統計更新情報
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○2018年12月分受注速報発表(1月15日15時公表)

https://www.jmtba.or.jp/machine/data

  速報(2018年12月分)

         金額(百万円) 前月比 前年同月比

   受注総額    135,551   103.0   81.7

   うち内需    57,175    99.3   90.2

   うち外需    78,376   105.9   76.4

 

  速報(2018年累計)

         金額(百万円) 前年比

   受注総額   1,815,800   110.3

   うち内需    750,366   119.2

   うち外需   1,065,434   104.8

 

 ※ひとこと
   12月の受注速報を見ますと、受注総額は前月比3カ月ぶり増加で、3
  カ月連続の1,400億円割れとなりました。前年同月比も3カ月連続で
  減少となりました。一方、12月としては、17年(1,659.0億円)、
  14年(1,442.5億円)に次ぐ過去3番目と高い水準を維持してい
  ます。

   うち内需は、前月比2カ月ぶり減少で、3カ月連続の600億円割れと
  なりました。リーマンショック以降の12月としては、前年(633.8
  億円)に次ぐ2番目ではありますが、JIMTOF以降に期待されていた
  伸びが前月に引き続きあまり見られませんでした。

   外需は、前月比が3カ月ぶり増加、前年同月比が3カ月連続の減少で、
  2カ月連続の800億円割れとなりました。12月として過去4番目の高
  い水準をEMS特需が無い中でも維持していますが、中国市場の落ち込み
  が懸念されます。

   この結果、2018暦年の累計受注額は、総額が前年比2年連続増加で、
  過去最高額を記録した前年を上回り、初めて1兆8千億円を超え、2年連
  続で過去最高額を更新しました。
   うち内需は、前年比2年連続の増加で、リーマンショック以降で初めて
  7千億円を超え、リーマンショック前のピーク(05年:7,467億円)
  も上回る結果となりました。
   うち外需も、2年連続3度目の1兆円超えで、過去最高額を2年連続で
  更新しました。

   12月単月及び18年累計の詳細につきましては、1月23日の確報時
  にお伝えしたいと思います。

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○正月の主役

昨年11月に長女が誕生し、初めての正月を過ごしました。
正月の親戚の集まりも、家族が増えたことで、とても賑やかで明るい年明けと
なりました。

そんな正月ですが、以前はお節に雑煮をコタツで食べるのが定番でしたが、こ
のところ我が家では正月に餅を食べる機会がめっきりと減ってしまいました。
そこで、餅の消費量は年々減少しているか調べてみました。

餅の生産と消費の統計を調べている全国餅工業協同組合の調査によると、餅の
年度別生産数量の推移は直近の平成29年度は前年より減少に転じていますが、
元号が平成となった29年間では、平成5年に起こった米不足を除き、大幅な
減少とはなっておらず、直近の10年に関しては横ばい圏内で推移しているよ
うです。

また、一世帯当たりの月別の餅の購入数量の推移によると、過去10年間で最
も餅が購入されるのは12月となっており、正月または冬は「餅」と考える人
が多いことが分かる結果となっていました。

今後我が家でも、子供がもう少し成長した頃に、近所で行われる餅つき大会
に参加してみるなどして餅のおいしさを教える機会を作りたいと思います。

出所:全国餅工業協同組合
http://www.omochi100.jp/kokusan/data.html

(I)

 

次回、Vol.278は2019年1月23日(水)に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。  

 

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【ましんつ~るまがじん】

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