ましんつ~るまがじん~vol.186~

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 ・今日のコラム………… 金属工作機械製造業高齢者雇用推進事業 報告

 ・統計更新情報………… 2016年3月次受注短観発表

 ・最新情報  ………… 「工作機械需給動向金属工作機械統計資料
               (2015年1月~12月実績)」頒布開始

 ・編集後記……………… 情報過多(T)

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◇ 今日のコラム
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○金属工作機械製造業高齢者雇用推進事業 報告

日工会では、(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構より『産業別高齢者雇用
推進事業』を受託し、工作機械業界における高齢者雇用の実態と雇用推進に向
けた調査を2014年度・2015年度の2年間実施しました。

当会会員企業と同社で働く60歳以上と59歳以下の従業員を対象としたアン
ケートやヒアリング調査等により、当業界の高齢者雇用の課題点を洗い出し、
その対応策としての提言を『高齢者雇用推進ガイドブック』として取りまとめ、
セミナー等により、啓発活動を行ってきました。

高齢者雇用は、単に会社対高齢者の問題ではなく、現役従業員も含めた会社対
従業員の問題です。

当事業通じて、企業の高齢従業員への対応を現役従業員も「明日は我が身」と
して見ており、定年後の高齢者も大事にしている会社は、現役従業員の会社に
対する信頼感も高まりますが、企業が高齢従業員への対応を誤ると、現役従業
員のモラール低下につながることが判りました。

今後の少子高齢化社会に向け、高齢従業員へのその対応は、企業から現役従業
員へのメッセージであり、現役従業員は、そのメッセージを注視し、自分たち
の将来を投影して様子を見ています。高齢者雇用への対応について、今一度考
えてみませんか?

セミナーで配布しましたガイドブックは
(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構HP

https://www.jeed.or.jp/elderly/research/enterprise/kinzokukousakukikai.html

より閲覧ができます。後ほどご一読頂ければ幸いです。

 

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◆ 統計更新情報
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○2016年3月次受注短観発表(2016年3月31日15時公表)

《工作機械統計ページ》
 https://www.jmtba.or.jp/machine/data

  短観(2016年3月次) ※( )内は前月比

  1、業況に関する判断(DI)
   (a)会社全体の業況    足元 11.4 (+1.4) 翌月 11.4
   (b)工作機械事業の業況  足元 11.4 (+8.5) 翌月 4.3

  2、工作機械受注の先行き予測に関する判断(DI)
   (c)受注総額の水準    足元 △4.3 (△1.4) 翌月 △1.4
   (d)受注内需の水準    足元 △8.6 (△5.7) 翌月 △4.3
   (e)受注外需の水準    足元 △4.4 (±0.0) 翌月 △4.4

  3、受注内需業種別の水準(DI)
   (f)一般機械向けの受注水準  翌月 △8.6 (△7.2)
   (g)自動車向けの受注水準   翌月 △1.5 (△3.0)
   (h)電気・精密向けの受注水準 翌月 △7.2 (±0.0)

  4、受注外需地域別の水準(DI)
   (i)アジア向けの受注水準   翌月 △17.6 (△13.1)
   (j)欧州向けの受注水準    翌月      1.7 (+1.7)
   (k)北米向けの受注水準    翌月 △11.3 (△14.5)

(ひとこと)
  3月の受注短観を見ますと、業況判断は、全社、工作機械事業ともに足元
 で改善し、どちらも2ケタを超える「良い」超となりました。
  一方、受注の先行き予測に関しては、年度末による押し上げ効果によって
 3月は増加が期待されている中にあって、足元は受注総額、内外需全てが
 「減少」超となりました。内需では、政策待ちの影響、外需では、中国をは
 じめとする世界経済の先行き不透明感などから、慎重な見方が拡がっており、
 翌月の内外需の各内訳を見ても、欧州を除き、おおむね力強さに欠ける結果
 となっています。これらの結果を受けて、3月実績が注目されます。

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◆ 最新情報
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「工作機械需給動向金属工作機械統計資料(2015年1月~12月実績)」
  頒布開始
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この程、「工作機械需給動向金属工作機械統計資料(2015年1月~12月
実績)」がまとまりましたので、頒布を開始しました。

【内容】
受注、生産、輸出入の各種統計の2015年通期実績を掲載しています。
それぞれの項目について、業種別、機種別、仕向け地別の細かいデータがあり、
2016年を見通す上での参考資料として役立つことと思います。

【価格】
 (日工会会員) 無料
 (一般)    3,700円(税込)/部

○購入方法
 1.インターネット
   日工会ホームページの「出版物」ページにある「購入する」をクリック
   し、必要事項をご記入の上、ご注文ください。
   
   https://www.jmtba.or.jp/publication

 2.FAX
   購入部数、会社名、部署名、氏名、電話番号、送付先等を明記の上、
   03-3434-3763までFAXしてください。

 3.事務局頒布
   機械振興会館の当会事務局でも頒布しております。

 ※書店等では販売しておりません。
 ※インターネット、FAXでのご注文の場合、送料をご負担いただきます。
 ※商品に請求書を同封いたしますので、商品到着後料金をお支払いください。
 ※納品書、領収書は通常発行しておりませんので、必要の場合はお知らせく
  ださい。   

○お問い合わせ
 調査企画部 高野、磯嵜
 TEL:03-3434-3961

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○情報過多

 先日のテレビ番組で、様々な分野の医師が出演し、我々が普段知らない病気
の豆知識を伝える、といった番組を見ておりました。

 そこでは、「○○には●●を食べると良い」といった事を紹介していたので
すが、ある医師は「糖分を取った方が良い」と言いながら、別の医師は「糖分
は極力とらない方が良い」と言っていたり、見ていて少し矛盾を感じる箇所が
ありました。

 そのほかにも、私がネットで見た情報とは異なることがあったり、いったい
何をすれば正解なのか、混乱してしまいました。

 こうした医療の内容に限らず、テレビ以外にネットでも様々な人が様々な情
報を配信し、情報があふれる時代となりました。

 世の中の様々な情報に触れれば触れるほど、何が正しくて、何が間違いなの
か判断することも難しくなっている様に感じますが、それらの情報を取捨選択
し、自分で判断する力が問われているように感じます。

 そういったことが面倒で、自分の信頼する人の判断基準にすべて委ねて乗っ
かりたくなるようなこともあるかもしれませんが、最終的には自分で考えて答
えを出せるように意識していきたいと思った今日この頃です。

(T)

次回、Vol.187は2016年4月12日(火)に配信予定です。

毎度最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。

 

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【ましんつ~るまがじん】

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