ましんつ~るまがじん~vol.177~

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 ・今日のコラム………… 平成28年度税制改正大綱について

 ・統計更新情報………… 2015年12月次受注短観発表

 ・編集後記……………… クリスマスと言えば・・・(M)

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◇ 今日のコラム
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○平成28年度与党税制改正大綱について

 12月16日(水)に平成28年度税制改正大綱が公表されました。消費税
率引き上げに伴う軽減税率の決着がずれ込み、10日(木)の予定日から6日
遅れての公表となりました。

 今号では、税制改正大綱の内容について、日工会の税制改正要望結果を中心
にお知らせいたします。

 当会からの要望項目と要望結果は下記の通りとなりました。

【日本工作機械工業会 平成28年度税制改正要望項目と要望結果】

※最重点要望項目
 1.法人実効税率の引下げ         【実現】
 2.減価償却制度に係わる税制
  (1)償却資産に係る固定資産税の見直し 【一部実現】
  (2)固定資産税に係る評価時期の見直し 【見送り】
  (3)減価償却制度の見直し       【機械装置は定率法維持】

※設備投資に関する一般要望項目
 3.研究開発税制の延長・拡充       【見送り】
 4.生産性向上設備投資促進税制の拡充   【見送り、予定通り縮減】
 5.欠損金繰越期間の延長及び繰戻制度の復活【一部縮減、見送り】
 6.損金経理要件の見直し         【見送り】
 7.海外生産拠点の国内回帰等促進税制の創設【見送り】

※その他一般要望項目
 8.地方法人課税の見直し
  (1)外形標準課税の更なる拡大反対   【外形標準課税拡大】
  (2)法人事業税の損金不算入反対    【見送り】
  (3)事業所税の廃止          【見送り】
 9.受取配当の益金不算入制度の見直し   【見送り】
 10.法人税法における中小企業定義の見直し【検討事項】
 11.タックスヘイブン対策税制の見直し  【検討事項】
 12.地球温暖化対策税の見直し      【検討事項】
 13.交際費課税特例の延長        【実現】
 14.少額減価償却資産の課税特例の延長  【延長も対象法人縮減】
 15.印紙税の廃止            【見送り】

 
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◆ 統計更新情報
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○2015年12月次受注短観発表(2015年12月24日15時公表)

《工作機械統計ページ》
 https://www.jmtba.or.jp/machine/data

  短観(2015年12月次) ※( )内は前月比

  1、業況に関する判断(DI)
   (a)会社全体の業況    足元 12.9 (±0.0) 翌月 11.4
   (b)工作機械事業の業況  足元 10.0 (△2.9) 翌月 10.0

  2、工作機械受注の先行き予測に関する判断(DI)
   (c)受注総額の水準    足元 -14.3 (△18.6) 翌月 0.0
   (d)受注内需の水準    足元 -8.6 (△8.6) 翌月 -5.7
   (e)受注外需の水準    足元 -8.8 (+1.5) 翌月 2.9

  3、受注内需業種別の水準(DI)
   (f)一般機械向けの受注水準  翌月 -2.9 (+1.4)
   (g)自動車向けの受注水準   翌月 -6.1 (△10.6)
   (h)電気・精密向けの受注水準 翌月 -8.7 (△1.5)

  4、受注外需地域別の水準(DI)
   (i)アジア向けの受注水準   翌月 1.5 (+1.5)
   (j)欧州向けの受注水準    翌月 -1.7 (△3.4)
   (k)北米向けの受注水準    翌月 -3.2 (+3.1)

(ひとこと)
  12月の受注短観を見ますと、業況判断は、会社全体が22カ月連続、工
 作機械事業が2カ月連続で二桁の「良い」超となりました。原油価格下落や
 世界経済の不透明感が拡がる中にあっても、国内需要の堅調さなどを背景に
 年間を通して回復が続いた1年であったかと思われます。
  受注水準の推移をみますと、12月の足元は、内外需、受注総額とも「減
 少」超となりました。内需は、翌月も「減少」超となるなどやや一服感が感
 じられます。外需も先行き不透明感によるものと思われますが、先月から再
 び見られ出した電気機械向け特需の影響もあり、実際の受注額にどのように
 表れるか、注目されます。

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○クリスマスと言えば・・・

本日12月24日はクリスマスイブです。

 クリスマスと言えば、色々ありますが、皆さん何を思い浮かべますか?

甘党の私は何と言っても、ケーキです。
読者の皆様も、今日明日でクリスマスケーキを食べる人も多いのではないでしょ
うか。

総務省の家計調査によれば、一世帯あたりのケーキ購入額の全国平均は年間  
6,897円で、最も多いのは東京都の8,351円、一方最も少ないのは和
歌山県で5,579円とのことです。クリスマスがあることから、特に12月
の支出が多いそうです。

クリスマスケーキは世界各国で見られる習慣ですが、日本では不二家が190
0年代初頭に初めて販売したそうです。当時販売した不二家の人も現在ここま
で一般に広まる習慣になるとは思わなかったのではないでしょうか。

さて、ましんつ~るまがじんの年内配信は本日が最後となります。

来年は1月14日から配信予定です。
今年も一年間、ご愛読ありがとうございました。

それでは良いお年をお迎え下さい。

 
(M)

 

次回、Vol.178は2016年1月14日(木)に配信予定です。

毎度最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。

  

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【ましんつ~るまがじん】

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