ましんつ~るまがじん~vol.106~

_/_/_/_/ I N D E X _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 ・今日のコラム………… 新年の御挨拶(事務局長  津上 邦夫)

 ・統計更新情報………… 2013年12月分受注速報発表

 ・最新情報……………… 特許庁 任期付職員(特許審査官補、特許審査官)
             の採用について

 ・編集後記……………… 人の価値観とは(T)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇ 今日のコラム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

○新年の御挨拶(事務局長  津上 邦夫)

 平成26年の新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 円高の是正や景気対策の効果による国内製造業の収益環境の改善、北米での
底堅い景気回復やドイツを中心とした欧州経済の緩やかな好転から、工作機械
の受注は内外とも堅調な回復基調にあります。特に国内では、新たな設備投資
促進税制の導入が潜在需要の開拓に大きな力となることが期待されます。

 この上昇気流の中で、今年は当会最大のイベントである、日本国際工作機械
見本市(JIMTOF Tokyo 2014)が10月末から開催されます。
当会では、国際色豊かな展示会を目指して、共同主催者の株式会社東京ビッグ
サイトはじめ、関係機関との連携を一層密にして、その成功に向けて万全を期
したいと思います。

 経済のグローバル化による環境変化のスピードはますます速くなり、最近で
はアジアの新興国市場でも、人手不足や賃金高騰から、素材・製品着脱を中心
とした機械加工の自動化が要求されています。また、日米欧では、一段と高機
能化した複合加工機や機内計測ソリューションも求められています。工作機械
業界は、このような新しいユーザーニーズを汲み取った高い機能・品質の製品
を開発して、世界のものづくりを支えていかねばなりません。

 そのため、一昨年5月の「工作機械産業ビジョン2020」に挙げられた、
重点戦略を中心とした諸課題に工業会を挙げて取り組み、世界の製造業に日本
の工作機械をアピールしていける年にしたいと希望しています。

 本年も、広く読者の皆様に工作機械産業へのご理解を深めていただけるよう、
引き続き最新の関連情報を分り易く配信していきますので、よろしくお願いい
たします。

 本年が皆様にとって素晴らしい年になるようお祈りし、新年のご挨拶とさせ
ていただきます。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 統計更新情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

○2013年12月分受注速報発表(1月15日15時公表)

https://www.jmtba.or.jp/machine/data

  速報(2013年12月分)

         金額(百万円)前月比 前年同月比

   受注総額    107,671  105.8   128.0

   うち内需    36,684   88.2   141.6

   うち外需    70,987  118.0   121.9

 

  2013年累計(12月速報ベース)

         金額(百万円)前年比

   受注総額   1,116,982   92.1

   うち内需    400,766  106.6

   うち外需    716,216   85.6

 

 ※ひとこと
   12月の受注速報は、外需の増加が寄与し、受注総額は前月比2カ月ぶ
  り増加、前年同月比は3カ月連続増加となり、4カ月連続で1千億円超と
  なりました。
   内需は、2カ月ぶりに前月比で減少しましたが、5カ月連続で350億
  円を超え、前年同月比も6カ月連続増加と堅調に推移しています。
   外需は、海外企業の決算月ということもあり、15カ月ぶりに700億
  円を超えました。地域別の状況については確報でお伝えいたしますが、緩
  やかながら、外需全体でも回復に向かう動きがうかがえる数字となってい
  ます。

   この結果、2013年累計は、2年連続で減少したものの、3年連続で
  1兆円を超え、外需は2年連続で減少した一方、内需は2年ぶりに増加に
  転じました。

   これらの詳細については、20日公表の確報でお伝えしたいと思います。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 最新情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

--------------------------------
【特許庁】 任期付職員(特許審査官補、特許審査官)の採用について
--------------------------------

 特許庁において、任期付職員(特許審査官補、特許審査官)の募集が行われ
ています。募集要項等の詳細は、下記特許庁ホームページにてご確認ください。

http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/shoukai/saiyou/ninkitsuki_gaiyou.htm

 なお、各応募締切日は以下のようになっておりますので、応募を希望される
場合は、特許庁担当課までお早目にお申込みください。

<応募締切日>

・特許審査官補(特許庁で特許審査官としての勤務経験がない方)
 …平成26年2月13日(木曜日)必着

・特許審査官(特許庁で特許審査官としての勤務経験がある方)
 …平成26年1月23日(木曜日)必着

<本件に関する問い合わせ先>
 特許庁 審査第一部 調整課 任期付職員採用担当
 担当:二階堂(にかいどう)、原(はら)
 E-mail:下記お問い合わせフォームをご利用ください。
  https://www.comment.jpo.go.jp/form/fm/pa2160
 (件名を「【任期付】審査官採用問い合わせ」としてください。)
 電話:03-3581-1101(内線3119)
    03-3501-0738(直通)

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○人の価値観とは

 あけましておめでとうございます。

 今年も、新春恒例となったマグロの初競りが行われ、落札額が昨年の約20
分の1となる736万円だった、とのニュースがありました。

 このところの初競りの価格高騰が今年は落ち着いたことで、改めてこれまで
の金額が異常だったことを実感した方も多いのではないかと思います。

 さて、今回の一件で、モノの価値を改めて考えさせられました。

 「人は何に価値を見出して対価を支払うのか。」

 工作機械業界をはじめ、新興国では厳しい価格競争に見舞われています。日
本では、製品性能だけでなく、耐久性、アフターサービスなどトータルで判断
して、それに見合った対価を支払う、という考えが一般的なように感じますが、
新興国では「とりあえず安く買えればいい。壊れたらまた新しい物を買えばよ
い。」という考え方の人が多いように感じます。

 どちらの考え方が正しいか優劣をつけることはできませんが、自分の価値観
のみで動くことのないよう、相手が何に価値を見出しているのかを見極めて我
々の日々の業務も気を付けていかなければならないと痛感した次第です。

 「ましんつ~るまがじん」においても、読者の皆様が真に必要とする情報を
届けられるよう精進してまいりますので、ご意見・ご感想は随時お寄せいただ
ければ幸いです。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

(T)

 

次回、Vol.107は2014年1月20日(月)に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。

  

/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/

【ましんつ~るまがじん】

■ご意見ご感想はこちらまで
send@jmtba.or.jp

\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\

ページ先頭へ

Copyright (c) 日本工作機械工業会 All rights reserved.