ましんつ~るまがじん~vol.79~

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 ・今日のコラム………… 中国の知的財産事情

 ・統計更新情報………… 2013年3月分受注速報発表

 ・最新情報……………… 書籍紹介「多軸・複合加工用CAM」(竹内芳美著) 

 ・編集後記  ………… 新年度を迎えました。(M)

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◇ 今日のコラム
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○中国の知的財産事情

 
 今月4月22日~27日まで中国・北京市においてCIMT2013が開催
されますが、今号では、中国に関連する話題として、各所で度々ニュースとなっ
ている中国の知的財産事情について取り上げたいと思います。

 中国では、日本でいう特許法・実用新案法・意匠法にあたる「専利法」が
1985年に施行されました。以降、国際競争の拡大に伴い、国際ルールを国
内法に反映させるべく、現在まで3回にわたって改正が行われました。

 また、2001年のWTO加盟以降は、中国企業が国際競争力強化を図るた
め、研究開発投資が増加し、その成果としての特許出願件数は、2001年か
ら2011年の10年で約7~8倍と大幅に増加しています。

 2001年出願累計:特許 63,204件 実用新案 79,722件
 2011年出願累計:特許526,412件 実用新案581,303件

 このように出願件数が伸びる一方で、訴訟リスクの増加も懸念されています。
最近では中国国内企業が、自社で保有する実用新案権を基に、中国国内に進出
している海外企業を侵害で訴えるケースもあり、被告側には高額な賠償命令が
出された事例もあります。
 特に実用新案に関しては、新規性のない発明考案が登録されている場合や、
権利行使を行う際、その有効性の判断を前提としない場合もあるなど、様々な
リスクが存在します。

 こうした状況から、自社製品に関連する特許・実用新案の出願動向をウォッ
チし、常に状況を把握しておくことが重要です。そして、自社の発明に関する、
仕向け地での特許・実用新案を取得し、保護することが必要不可欠といえます。

 これに関連し、去る3月25日に、特許庁の特許電子図書館(IPDL)
では、新機能・サービスとして“中国特許和文抄録の提供”がリリースされま
した(中国実用新案の機械翻訳和文抄録の独自検索は昨年10月より提供)。
是非、中国の知的財産調査にご活用いただきたいと思います。

●特許電子図書館(IPDL)
http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl

 併せて、特許庁では「2012年度 模倣被害調査報告書」を3月に公表し
ています。国・地域別の被害傾向では、中国・韓国・台湾等における被害率が
依然として高水準にあり、特に中国の被害率が突出していると分析されていま
す。

●特許庁 模倣被害調査報告書
http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/torikumi/mohouhin/mohouhin2/jittai/jittai.htm

 また、少々古い情報ではありますが、日工会でも過去に中国の知的財産動向
に関する調査研究を実施しております。下記URLにて報告書を公開していま
すので、上記と併せてご参考いいただければ幸いです。

●平成20年度新興発展地域における知的財産管理に関する調査研究報告書
http://www.jmf.or.jp/japanese/houkokusho/kensaku/pdf/2009/20kankyo_04.pdf

 

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◆ 統計更新情報
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○2013年3月分受注速報発表(4月9日15時公表)

http://www.jmtba.or.jp/machine/data

  速報(2013年3月分)

         金額(百万円)前月比 前年同月比

   受注総額    90,379  111.8   78.4

   うち内需    33,525  122.7   85.8

   うち外需    56,854  106.2   74.6

 ※ひとこと
   2013年3月の受注速報は、年度末効果もあって、受注総額が5カ月
  ぶりに900億円を超えました。内訳をみると、内外需ともに前月から増
  加し、特に内需は前月から2割強し、6カ月ぶりの300億円超えとなり
  ました。ただし、外需は前月からは増加しましたが、昨年に比べると低い
  水準であり、確報で詳細を見つつ、次号で状況をお知らせできればと思い
  ます。
   また、2012年度(2012年4月~2013年3月)の受注額は、
  前年度比13.1%減の1兆1,397億円となりました。2012年後
  半からの下降局面が前年度比減少に寄与する結果となっています。
   内訳をみると、内需は前年度比13.4%減の3,627億円、外需は
  同12.9%減の7,769億円となりました。

 

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◆ 最新情報 
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書籍紹介「多軸・複合加工用CAM」(竹内 芳美 著)
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 このたび、日刊工業新聞社より「多軸・複合加工用CAM(中部大学 竹内 
芳美 教授 著)」が出版されました。

 金型および精密部品加工で活用が進む多軸複合加工機の活用において必須と
なっているCAMソフトについて、多軸複合加工に特化したツールパス作成法
やプログラミング事例などを要領良く紹介し、加工効率向上やトータルコスト
低減に向けたCAM利用法を説いたものです。定価は3,360円です。

 皆様にも御参考いただける内容ですのでご紹介いたします。

より詳しい内容は下記サイトをご参照ください。
http://pub.nikkan.co.jp/books/detail/00002548

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 

○新年度を迎えました。

 新年度を迎え、至る所でリクルートスーツを着たフレッシュマンを見かける
ようになりました。

 先日、(公財)日本生産性本部の「職業のあり方研究会」は、平成25年度
の新入社員の特徴を「ロボット掃除機型」と発表しました。
(ちなみに昨年度は「奇跡の一本松型」とのことです)

 今春卒業予定の大学生は、就職活動期間が従来よりも2カ月短縮された第一
期生で、効率の良い会社訪問を求められた世代です。しかし、彼らは「プレッ
シャー」に弱く、たまに行方不明になったり、もがき続けたりすることから、
「ロボット掃除機」と命名されました。

 皆さんもご存知のように、「ロボット掃除機」は、どれも均一的で区別しに
くいにも関わらず、部屋の隅々まで効率的に動き回り、家事などの時間短縮に
役立つ一方で、段差から転落して裏返しになって、走行不能になったりします。
これらのことから、このネーミングになったそうです。

 どちらも能力を十分に発揮させるには、環境整備として「部屋を片付ける」、
「職場のフォローや丁寧な育成」がそれぞれ必要とのことです。

 この「職業のあり方研究会」は、学識経験者などで構成され、多くの企業、
学校等の就職、採用関係者の協力を得ながら、その年に新卒入社者の特徴や就
職、採用環境の動向などについて調査研究を行っているそうです。

 もちろん、新入社員の個性は一律ではないと思いますが、もし読者の方々の
職場に新入社員が配属された場合には、上記の環境を整えて、温かく迎えてい
ただければと思います。

(M)

 

次回、Vol.80は2013年4月15日(月)に配信予定です。

毎度最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。  

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【ましんつ~るまがじん】

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