株式会社ソフィックス

―新しい「ものづくり」への挑戦―

ATDesignKernelOCXを使ったアプリケーション
ATDesignKernelOCXを使ったアプリケーション
作業風景
作業風景

 株式会社ソフィックスでは、工作機械向けNC制御プログラムおよびCAD/CAMシステムの受託開発を中心としたソフトウェア開発を行っています。

 社団法人日本工作機械工業会へは2002年1月に入会したばかりですが、工作機械に関連したソフトウェアの開発は創業以来、15年の実績を持っています。

 NC制御プログラムでは、形彫放電加工機、ワイヤ放電加工機、旋盤、マシニングを、一方CAD/CAMシステムでは、2次元による金型設計支援CAD/CAM、旋盤・マシニング用CAD/CAM、板金展開形状CADを手掛け、また3次元による金型設計支援CAD/CAMの開発も経験しております。
 自社製品はまだまだ少ないですが、代表的な製品として、「AT Design Kernel OCX」があります。本製品は、CAD基本モジュールである作図/図形編集、寸法線機能、シンボル、テキスト入力など、汎用CADのすべての機能を網羅したActiveXコントロール(OCX)です。つまり、CADの機能を部品として提供し、金型設計、建築、電子回路など、様々な分野でのCADシステム開発を容易に、早く開発することを可能にします。
 また、今年から「AT Design Kernel OCX」をライセンスフリーと致しました。(ただし弊社にて開発を行なった場合に限ります) 本製品を使用したCADアプリケーションを開発後、お客様の社内での利用、 エンドユーザー様への販売を行なった場合でも使用権に関する料金はいただきません。

 工作機械業界に望むこととして、使う人の技量に応じた加工ができる工作機械ということを考えてみました。誰でもボタンさえ押せばそれなりの加工ができる機械ではなく、使う人の使いかた次第で駄物から超精密加工までできるような工作機械です。日本人しか使いこなせないかもしれませんけど…。加工に応じて軸構成から刃物取り付けを自由に構成変更できて、精度はしっかり出る機械。また前段取りや後工程の自動化が容易にできるような機械。工作機械組み立てキットみたいなものでしょうか。どなたか一緒に作りませんか?
 ソフトも実は同じで、使うより作る方が何倍も面白いのです。機能と性能を秤にかけて実装方法を考えて作ってテストして改良して不具合があるとその原因を探って、発見したときの喜び、対処方法を考えてできるだけ副作用を起こさない、かつエレガントな解決策を考えて実装してテストして思った通りに動作したときの喜びは何物にも換えられません。さらに、お客さんから感謝の言葉でももらおうものなら舞い上がってしまいます。どうか、たまにはソフト開発者にもねぎらいの言葉をかけてやってください。費用対効果が向上すること請け合いだと思います。

 弊社は社員数70数名という規模の小さな会社ですが、小さいからこそ可能な、「俊敏な開発」を目指しています。また、平均年齢28歳と若い世代が活躍しています。最近では、社内で社員有志が集まり、「フットサル部」が発足しました。まだまだ戦歴は芳しくないですが、忙しい合間をぬって練習に励んでいるようです。その若い才能が弊社の唯一の資産とも言えます。

 最後になりますが、ソフトウェア開発を通して、微力ながらも工作機械業界そして日本の製造業に対して少しでも貢献できたらと願っております。

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