株式会社西田機械工作所

工作機械を作り続けて55年ラインセンター開発のパイオニアとして時代のニーズを先取り

工場
工作機械

 私ども株式会社西田機械工作所の所在する大阪府堺市は歴史的に古く、仁徳天皇陵等の古墳が点在し、中世では自由自治都市として商業的・文化的に栄えた都市です。現在では、大阪湾岸に臨海工業地帯があり、製造業が盛んな土地柄です。
 また、鉄砲が日本に伝来すると、いち早く鉄砲の製造技術を取り入れ鉄砲を生産、以来、鉄砲生産技術を生かし金属加工が発展しました。その名残りとして現在では、包丁が堺市の名産となっています。このように、「モノづくり」が盛んな堺市に当社は昭和26年に地元大手企業の部品加工を中心に工作機械の修理・改造・治具及び専用機製作を目的に創立 し、今年の2月で55周年を迎えました。

 次に当社の歴史について述べます。創立後数年経ったある日、某大手ユーザーよりベアリング用鋼球の製造設備の開発依頼を受け、試行錯誤の末、画期的な専用機を開発しました。これを機に専用工作機械メーカーとしての基盤を築くことになりました。昭和40年代後半から50年代中頃にかけてベアリング業界・輸送機業界・弱電機業界等向けに高精度かつC/T短縮を付加した各種専用機(鋼球製造機・ラインセンター・研磨機・組立機等) を開発した結果、業績は大幅に伸びることになりました。また、家電メーカー向けにビデ オシャーシーの超大型加工ラインの新機種開発に成功し、そのノウハウが現在の基本加工ラインとされるコラムフィード仕様機の開発に繋がりました。これが、自動車業界の設備 に本格参入する原動力となりました。現在では、自動車業界を中心に単車・ベアリング・ 家電・ミシン繊維機械・その他精密部品加工等幅広い分野に当社の製品を供給しています。

 当社の特長としては、お客様からのニーズをお聞きする設計プランニングから始まり、機械を据付し引き渡すまでで終わるのではなく、機械が本格稼動し、その機械により出来上がった製品まで品質保証しています。その結果、お客様との信頼関係が強く一度当社の製品を導入されれば永く取り引きいただいて おります。

 当社の社訓「リスクを恐れず勇気を持って行動する」を合言葉に、ラインセンター開発のパイオニアであることを忘れず、全社員一 丸となって挑戦する株式会社西田機械工作所 をよろしくお願い致します。

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