大鳥機工株式会社

日へつなぐ確かな技術と変革・革新によりさらなる技術に挑む

会社全体
会社全体
オートリ号
オートリ号
MR-2 フライス盤
MR-2 フライス盤
FTV-500 5軸加工機
FTV-500 5軸加工機

 弊社は昭和23年繊維機械の製造販売を目的とし大阪機工株式会社・鳥取工場を譲り受け従業員100名にて12月に『大鳥機工株式会社』として出発いたしました。
 当時会社は鳥取市内の中心地にありましたが、昭和27年の鳥取大火により本社・工場は全焼となりJR鳥取駅の南側(通称:駅南)へ移転し会社の復興を図りました。その頃の駅南地区は工場地帯でありながら駅に近いこともあり交通手段がJRしかない地方都市としては何かと便利な場所でした。
 今はビジネスホテルやテナントビルなどが建ち並び、当時の面影はほとんどありません。
 現在の会社の位置は鳥取駅から因美線で一駅の所、津ノ井鉄工団地内にあります。
 この団地に昭和51年より随時移転、昭和55年に全面移転を完了し創業いたしております。

 さて、JR鳥取駅から車で20分も走れば日本海の荒波で作られました風光明媚な鳥取大砂丘が広がります。
 国立公園山陰海岸も近く磯釣り・船釣り、また松葉かに漁など四季を問わず新鮮な魚介類が食べられます。
 夏は広い海岸線を有する海、冬は山に囲まれた地理のため、スキー場には事欠きません。
 山に海に空と空気・水が美味しく人生に安らぎを与えてくれる土地だと思います。
 そんな土地柄か、会社内は融和で比較的のんびりしています。
 会社理念もそうゆう風土からか誠実・創造・相互信頼を重んじています。

 話は戻りますが繊維機械の製造からスタートした弊社ですが、様々なものを手がけた歴史があります。昭和27年駅南地区に移転した頃、オートバイ・スクーターの生産に着手、その名は‘オートリ号’専業でやっていれば今頃は? しかし当時の乗り心地は不明です。
 その後、昭和32年扉の開閉に使用するフロアヒンジを開発し建築金物業界に参入いたしました。
 公共投資が多い時代でしたから、GNPと共に右肩上がりに事業は拡大、業績は順調に推移し、順次各種ドアクローザの開発を手がけて参りました。現在も≪DIA≫ブランドで広くご使用いただいています。

 そしていよいよ昭和40年に工作機械業界に参入する訳ですが当初は汎用ベット形フライス盤を中心に製造を開始いたしました。
 また、その工作機械技術を利用して自動車向け加工専用機、IT機器用の部品加工機、半導体モールド装置など模索しながらも多岐にわたって開発を行ってきました。
 その間、繊維機械・半導体生産装置などは、交互に好景気に見舞われ工作機械の量産化の対応は遅れることになりました。
 しかし、このことは結果として工作機械メーカーとして存在するために特色のある製品作りを目指そうとする経営方針につながりました。
 そして、昭和61年に高精度な横型マシニングセンタを開発し、以後高剛性な構造による高品質な機械を作ることに注力して参りました。
 平成2年には、当時としては先端機械である5軸加工機の製造を開始いたしました。
 それから16年、5軸加工機の普及に微力ながらお手伝いをいたして参りましたが今や5軸加工機は工作機械の中で確固たる地位を築く所まできました。

 技術は時代と共に進歩し機械も変化して参りましたが、弊社も引き続き魅力ある機械作りを目指し努力して参りたいと思います。
 今後とも大鳥機工株式会社を宜しくお願い申し上げます。

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