黒田精工株式会社

精密技術で 世界の産業高度化に貢献

  日本初の専業ブロックゲージメーカーとして1925年に創業以来、85年にわたって「精密」をキーワードに産業に大きく貢献しています。
「ものを精度良く作る、それはものを精度良く測ること」です。長さの基準となる、ゲージ作りの過程で培ってきた精密加工・精密測定の技術を活かし、1つの会社で「加工から測定まで」こなせるのは弊社の強みです。
 自社製品そのものを普段の生活の中で目にすることは中々ありませんが、実は以外に、数多くの産業界で使用いただいており、産業界を支えている、という自負があります。
 身近なところでは、デジカメのカメラレンズ金型を磨くためのポリシングマシン、CPUなどの集積回路の原料となるシリコンウェーハや大型液晶ディスプレー用フォトマスク基板の平坦度を測るための表面形状測定装置、油田を採掘する油井管用のAPIねじゲージ、携帯電話の振動モータ用のモータコア、各種家電製品のモータコア、また、ハイブリッドカーの駆動用モータのモータコアなどの製品があり、環境対策にも一翼を担っております。
 弊社の製品は様々な分野で貢献しておりますが、それらの核は「精密」です。
 この7月に、「機器」「工作機械」「精機システム」の3事業部と健康医療機器グループを統合し、新たに「機工・計測システム事業部」が発足致しました。弊社の原点である「精密加工」「精密測定」に立ち返り、今まで分散していた加工技術と測定技術を統合することで、さらなる効率化と高度化を具現化する商品やシステムの提供を目指します。

弊社製品

自家用平面研削盤第1号機
 弊社製品  自家用平面研削盤第1号機

  弊社では、「Challenge & Create」-常に新しいものに挑戦し、新しい価値を創造する-を行動理念とし、「精密を基盤とした開発提案型企業」でシーズを発掘し提供しております。例えば、弊社の平面研削盤は、もともと金型作りに適した製造機械が国内に無かったことから内製化に着手、外販に至っております。「無ければ作ってしまおう」というチャレンジ精神は、創業から85年経った今でも息づいています。
 昨年、経済産業省が主催する「第3回ものづくり日本大賞」で、金型における新技術を採用したモータコアが優秀賞を受賞致しました。この技術は、日刊工業新聞社主催の「超 モノづくり・部品大賞」でも自動車部品賞を受賞致しました。ベテランと若手、双方が一緒になり闊達に意見交換しながら試行錯誤を繰り返した末の成果と言えます。
 「事業の基盤は人」に根ざした人材育成プログラムの一環として行っている「技術教育」では、若手技術者から中核技術者をカバーする教育体系を構築しております。また、「技能教育」ではものづくりのコア技術を定め、OJTなどの実施による技能の熟練・修得を図ります。昨年10月には弊社富津工場内に「黒田精工研修センター」を開設しました。ここは、「ゲージ教室」を始めとする弊社製品に関するお客様向け講習会や社内勉強会等を目的とした常設スペースで、弊社の技術の歴史を紹介したパネルや、古い計測機械、平面研削盤の初期モデルの復元機なども展示しており、さながら黒田精工の歴史を語りかけてくれる資料館でもあります。お近くにお越しの際には、是非一度お立ち寄りいただければ幸いかと存じます。
 新興国を中心とした新たな成長市場への事業シフトの重要性が増している昨今、海外市場の攻略と低コスト化への対応が不可避ではありますが、価格競争への対応に偏ることなく、価値創造を訴求する社風・文化を築き上げて参ります。
 これからも黒田精工をどうぞ宜しくお願い致します。

行動理念「Challenge & Create」ロゴマーク
 行動理念「Challenge & Create」ロゴマーク
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