ましんつ~るまがじん~vol.43~

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 ・今日のコラム………… JIMTOFを振り返る(第4回~第6回)
             
 ・統計更新情報………… 2012年3月分速報発表

 ・最新情報  ………… 日本機械学会関西支部主催 第319回講習会
             「破壊力学の基礎と最新応用」開催のお知らせ

 ・編集後記……………… 一般社団法人に移行しました

 

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◇ 今日のコラム
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○JIMTOFを振り返る(第4回~第6回)

 Vol.41より、過去のJIMTOFを振り返るコラムを開始いたしました。
今号では、第4回から第6回までを紹介します。

[特徴]

 1960年代後半から1970年代初めは、工作機械の輸出が大きく伸び、
1972年には輸出額が輸入額を上回るなど、需給関係にも変化が生じた時期
でした。

 このような状況の中で開催された、第4回~第6回の見本市では、来場者が
毎回延べ50万人を超える状況が続き、これに比例する形で、成約実績等も回
を重ねるごとに順調な伸びを示していました。特に第4回では、これまで国内
メーカを中心としていたパビリオンに、主要な海外メーカも同時に機械を展示
する形となりましたが、日本製への評価は高く来場者からも大変な好評を得た
ようです。

 出品機に関しては、前号で触れたNC装置の普及が更に加速し(旋盤関係を
中心に)、日工会会員においてもNCを搭載した出展機が100台を超えるま
でに至ります。また、従来よりさらに踏み込んだ自動化技術として、数台の工
作機械を1台のコンピュータで同時に制御する、いわゆる群管理システムが登
場した他、先端技術として、加工中の環境変化を制御装置にフィードバックし、
常に最適な切削条件を保つ適応制御の実装が検討され始めていました。

 なお、第3回で初めて見本市に登場したマシニングセンタ(MC)も、更に
普及が進みますが、日本では1969年に、世界に先駆けてマシニングセンタ
用の主軸端、7/24テーパ及びプルスタッドを標準化しました。これが、世界市
場における日本製工作機械の評価に大きく寄与したのも特筆すべき点です。

[開催概要]

-第4回(1968年 10月2日~10月13日)-

 ・会場   :東京晴海会場
 ・会場面積 :106,000平方メートル
 ・展示館面積:45,000平方メートル(2,696小間)
 ・出展者数 :445社
 ・総入場者数:502,389人(延べ人数)
 ・参加国  :15カ国
 ・出展機数 :540台(うちNC機 75台)※日工会会員のみ 

-第5回(1970年 10月28日~11月8日)-

 ・会場   :大阪国際見本市港会場
 ・会場面積 :192,700平方メートル
 ・展示館面積:58,192平方メートル(3,678小間)
 ・出展者数 :408社
 ・総入場者数:622,248人(延べ人数)
 ・参加国  :19カ国
 ・出展機数 :543台(うちNC機 123台)※日工会会員のみ 

-第6回(1972年 10月15日~10月26日)-

 ・会場   :東京晴海会場
 ・会場面積 :193,000平方メートル
 ・展示館面積:63,400平方メートル(3,697小間)
 ・出展者数 :441社
 ・総入場者数:531,714人(延べ人数)
 ・参加国  :17カ国
 ・出展機数 :566台(うちNC機 118台)※日工会会員のみ 

 

 次回は第7回~第9回を振り返ります。

 

 
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◆ 統計更新情報
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○2012年3月分受注速報発表(4月10日15時公表)
https://www.jmtba.or.jp/pdf2012/p1203/sokuhou1203.pdf

 

  速報(2012年3月分)

         金額(百万円)前月比 前年同月比

   受注総額    116,167  112.8   102.4

   うち内需    39,955  129.1   124.7

   うち外需    76,212  105.8   93.6

 ※ひとこと
   2012年3月の受注速報は、期末効果もあって、3カ月ぶりに
  1,100億円を超えました。うち内需は400億円と、2011年6月
  以来の高水準となり、外需も2011年9月以来の750億円超えとなり
  ました。ただし、この増加は設備投資環境の回復によるもの、というより
  は、期末効果の影響によるものと見られ、これまでの状況に大きな変化は
  ないものと思われます。
   なお、2011年度(11年4月~12年3月)の受注累計は、11暦
  年累計と同様に1兆3千億円を上回る、1兆3,120億円となり、2年
  連続の1兆円超えとなりました。

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◆ 最新情報
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日本機械学会関西支部主催 第319回講習会「破壊力学の基礎と最新応用」
開催のお知らせ
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このたび、一般社団法人 日本機械学会関西支部 主催により、講習会「破壊
力学の基礎と最新応用」が開催されますので、ご案内いたします。

本講習会では、金属疲労などが原因の重大事故を未然に防ぎ、安全でかつ健全
な機械構造物を提供するために重要なツールとなる破壊力学について、基礎か
ら最新の技術開発動向に関する講義のほか、破壊力学評価法を実際に体験する
ための実験演習・計算演習が予定されています。

本講習会へ参加ご希望の向きは
http://www.kansai.jsme.or.jp/Seminar/kou319.html
をご参照の上、申込み用専用URLからお申し込みください。

<第319回講習会「破壊力学の基礎と最新応用」>
開催日時:2012年5月21日(月)9:00~17:00
          5月22日(火)9:00~16:50
会  場:(株)島津製作所 三条工場研修センター
     京都市中京区西ノ京桑原町1
参 加 費:会 員 35,000円(協賛団体会員を含む)
     非会員 55,000円
     ※日工会会員企業は会員扱いとなります。
     ※会員・非会員ともいずれも2日間の昼食代を含みます。
定  員:100名

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

一般社団法人に移行しました。

4月1日より、当会は「一般社団法人 日本工作機械工業会」となりました。

法人の運営形態は株式会社と似ており、今後は株主(会員)の視点に立った、
より柔軟な事業展開に努めていきたいと存じます。

当メールマガジンも、読者の皆さんにタイムリーかつ有益な情報をお届けする
べく、創意工夫を重ねて参りますので、今後ともよろしくお願いいたします。

(M)

 

次回、Vol.44は4月25日(水)15:00以降の配信予定です。

毎号最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。 

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