ましんつ~るまがじん~vol.274~

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 ・今日のコラム………… JIMTOF2018 結果概要(続報)

 ・編集後記……………… 一足先に冬の空気を味わいました(S)

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◇ 今日のコラム
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○JIMTOF2018 結果概要(続報)
 

 前回JIMTOFでは、工場内の工作機械やロボットをネットワーク接続し、
加工や、工程の最適化、予防保全などを行おうとするIoT関連の展示が数多
く見られましたが、今回はその流れが更に加速し、”つなぐ”、”見える化”に
関するアプローチがより充実した展示会でした。

 特に、”つなぐ”ことが、目的ではなく前提となりつつある中、製造現場から
大量に得られたデータの蓄積と機械学習が日進月歩で進展しつつあります。メ
ーカまたはエンドユーザ等の立場の違い、大規模工場や町工場等の規模の違い、
製造製品の対象分野の違い等に応じて、それぞれのカテゴリーで従来では解決
できない課題・目的に対し、どのような改善・克服ができるのか、来場者の皆
様にも、次代のアプリケーションの可能性について感じ取っていただける内容
であったと思われます。

 また、近年の顧客ニーズの多様化に伴い、生産品目も常に変化し続けている
中、高い生産性をキープするために工場全体の負荷を考慮したフレキシブルな
生産システムの構築が一層重要となっています。これに対応するため、ヒトと
の協調が進み、複雑な操作も要さないユーザフレンドリーなロボットや、ワー
クの搬入や搬出等の各工程間の動きを効率化し、柔軟なライン組み換えに対応
するAGV(無人搬送車)を活用した自動化技術も注目を集めました。

 さらに、金属積層造形(Additive Manufacturing)については、装置として
の造形速度や造形精度の向上、大容量化が進展しつつある中、前後工程の効率
化も着目されており、積層ベースを標準パレット化し、造形後ワークをスムー
ズに切削工程にシフトするような取組みも見られました。今後も積層造形全体
プロセスの効率化が進むと考えられます。

 上記で挙げた以外にも、様々な最先端技術が結集した今回のJIMTOF・
Tokyo2018は、そのシンボルである「未来へつなぐ、技術の大樹」の
通り、未来を目指してさらなる成長を続ける展示会となりました。

 

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○一足先に冬の空気を味わいました

 JIMTOF2018が終了した翌週に、ドイツ・フランクフルトを訪れ、
現地で開催されていた積層造形関連専門の展示会「Formnext」展を初
めて訪問しました。大変数多くの積層造形関連企業が出展し、多くの来場者で
賑わっていました。

 日本は暖冬傾向で季節外れの暖かさが続いていますが、現地にてドイツ料理
を食しつつ、一足先に冬を味わうことができ、本格的な冬シーズンに対する心
構えができました。

 「Formnext」展の状況については12月のメールマガジンにおいて、
掲載したいと思います。

  
(S)

 

次回、Vol.275は2018年12月11日(火)に配信予定です。

毎度最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
次号もよろしくお願いします。

 

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